エーブラム・デーヴィドソン

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エステルハージ博士の事件簿 ストレンジ・フィクション

エーブラム・デーヴィドソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309630014
ISBN 10 : 4309630014
フォーマット
出版社
発行年月
2010年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,275p

内容詳細

東欧の架空の小国で起こる8つの難事件を、博覧強記のエステルハージ博士が解決。唯一無二の異色作家による、ミステリ、幻想小説、怪奇小説を超えた傑作事件簿。世界幻想文学大賞受賞作。

【著者紹介】
アヴラム・デイヴィッドスン : 1923年、米国ニューヨーク州に生まれる。ニューヨーク大学で人類学を学び、42年から第二次世界大戦で米海軍に従軍。終戦後は学業に戻る一方でヨーロッパや中近東を旅し、執筆活動を開始。54年F&SF誌でデビュー。以降、60年代初頭まで積極的に短篇を発表し、「物は証言できない」で56年度EQMM短篇小説コンテスト第一席、「さもまなくば海は牡蛎でいっぱいに」で59年度ヒューゴー賞、「ラホール駐屯地での出来事」で61年度MWA賞を次々と受賞する

池央耿 : 1940年、東京生まれ。国際基督教大学教養学部人文科学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    河出書房新社の奇想コレクション、『どんがらがん』の作者が御贈りする衒学ミステリー。舞台は東欧の三重帝国。その三重帝国で最も凄い地位に居る筈のエステルハージ博士なのに考えることは身近で、時々、ぼんくらなことも考えるのが親近感を沸かせます。ルールライことローレライの話が好きです。しかし、訳が読みにくかったです。可笑しい、この翻訳家さん、あの『ウィンブルドン』を訳した人のはずなのに・・・・。

  • 紅はこべ さん

    『どんがらどん』の作家の連作短編集。バルカン半島の架空の国家、多民族多言語多宗教の三重帝国が舞台。現在は先代の狂王から引き継いだカリスマ的国王皇帝が統治し、政情は安定(?)。帝国及び首都ベラの精巧な地図付き。主人公は五つの博士号を持つ貴族、名士中の名士。名探偵というより、事件の立会人、或いは見届け人という感が強い。博士が水戸黄門の印籠みたいなものを振りかざすシーンには思わず(笑)。特に気に入ったのは「熊と暮らす老女」。オチも良い。ラストの一編は帝国の落日を予感させて不吉で寂しい。幻想文学大賞受賞作。

  • りつこ さん

    独特な味わいのある奇妙な作品だ。饒舌でいて寡黙、真面目でいてユーモラス、論理的でいてオカルティック。とにかく真面目に話してくれてるから真面目に聞きましょうとシャチこばって聞いていると、語られるのは幻想とも奇想とも法螺ともとれるような不思議話。大判風呂敷広げまくりのエステルハージ博士はいつもスパッと事件を解決するわけでもなくて、時にうやむやのまま立ち去ったりするのも面白い。深読みしたり煙に巻かれたりする楽しさ。

  • 酔花 さん

    法学・医学・哲学・文学・理学などの数多の博士号をもち、三重帝国の歴史に屹然と輝く天才、エステルハージ博士…という肩書きの割りには作中の博士はどこか庶民的でおかしい。この三重帝国だが、解説を読むとあり得たかもしれない架空の帝国として描かれているらしい。だが、こういった歴史的経緯や世界情勢と切り離して読んでも、この面白さにはなんら支障はない。この魔術や神秘が息づく魅惑の国にいつまでも浸かっていたいと思える作品だけに、最後に示された終焉の予感には寂寞の情が募る。

  • けいちゃっぷ さん

    時は19世紀末、東欧あたりに君臨した三重帝国。 貴族の称号を16通り以上許され、学位を5つ以上取得し、国債を10万ダカット以上保有している三重帝国史上唯一の男がエステルハージ博士なのである。 事件らしきものは起こるし、エステルハージが解決したりしなかったりするが、これも雰囲気を楽しむのが一番かなあ。 280ページ

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