エヴァンジェリン ウォルトン

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翼あるものたちの女王 マビノギオン物語 3 創元推理文庫

エヴァンジェリン ウォルトン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488579050
ISBN 10 : 4488579051
フォーマット
出版社
発行年月
2015年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
275p;15

内容詳細

戦が終わり、生き残ったのは王弟マナウィダンら七人のみであった。兄妹を失い行くあてもないマナウィダンに、ダヴェドの若き大公プラデリは一緒に故郷に来ないかと誘う。寡婦となった母フリアノンの話し相手になってほしいというのだ。マナウィダンはかつてダヴェドを訪れた際に彼女に会い、強く心惹かれていた。傷心の英雄を待つ運命やいかに。神話ファンタジーの金字塔シリーズ。

【著者紹介】
エヴァンジェリン ウォルトン : 1907年、米インディァナ州生まれ。病弱だった少女時代から多くのファンタジー作家の作品を読み影響を受ける。1936年“マビノギオン物語”の第4話THE VIRGIN AND THE SWINEを出版。その後いくつかの作品を発表したものの沈黙していたが、1970年代初頭リン・カーターによって再発見され、“マビノギオン物語”第1話、第2話、第3話も世にでることになり、称賛を浴びた。そしてその生涯におけるファンタジー文学への功績を認められ、1989年世界幻想文学大賞で生涯功労賞を贈られた。1996年没

田村美佐子 : 1969年生まれ。上智大学大学院文学研究科英米文学専攻博士前期課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    本巻では冒険譚はあるものの激しい戦闘場面はない。終息に向かって比較的穏やかな筋運びになっている。その代わりにややコメディ的要素が含まれている。例えば、国を追われたマナウィダン達が知らない土地で鞍・盾・靴を作って生計を立てるが、何をやっても器用なので職人達の恨みを買って逃げ回る場面、フリアノンとプラデリ、それぞれの伴侶がいなくなっ、て為さぬ仲である他人同士が残された時に、プラデリの妻キグヴァが「このまま二人が戻ってこなければお父様と結ばれなければならないのかしら?」と妄想する場面など二話目にその傾向が顕著。

  • 鳩羽 さん

    マビノギオン三枝。アイルランドとの地獄の釜を開いたような戦いを終え、兄と妹を失ったマナヴィダンは帰る国もなく孤独だった。そこにダヴェド大公プラデリが、寡婦となった母フリアノンを娶ってほしいとダヴェドへの滞在を勧める。かつてフリアノンと浅からぬ関わりを持ったマナヴィダンは、迷いながらもダヴェドへと向かう。まるでおとぎ話か童話のように、決まったパターンを踏襲しながらも、いくつものエピソードがより合わさっていて前二巻とはまた別の面白さがある。結構惨いことになっていても、軽口を叩ける芯の冷静さが尊ばれるのかも。

  • ぞるば さん

    宿命みたいなものが重苦しく登場人物たちにのしかかって、昔のお話の、ある意味残酷さというか、あっけなさみたいのがあり、決していつもいつも心地よくはないのですが、話の骨の強さと、著者による細やかな心情の描写とが入り混じって不思議に面白い。あとがきにちょっと書いてあったけど、現代はいろいろ理由が必要なのはそのとおりなんだろう。で、原典は、きっと「なんでやねん」の連続なのだろうなぁ。もう今ではその行動に結びつく感情が動機として理解できなくなってたり、習慣が失われてしまったりで。そこがいいってこともあるんだけど笑

  • ナギ さん

    今回の主役は、前巻の主役〈祝福されしブラン〉の弟であるマナウィダン。アイルランドとの戦争で、兄妹をはじめ、多くのものを失った彼が、新たに自分の居場所を見つけ、失い、またそれを取り戻す物語。前巻の魅力的な人物が入り乱れる戦争編に比べ、少し地味な話でした。それと原典では一巻で描写される、プウィス(一巻の主役)の息子・プラデリの出生の秘密を、今回に挿入してきましね。なるほど。プラデリは、良いところほとんど無かったけど、次回の最終巻ではちゃんと仕事してほしいです。

  • 優 さん

    ファンタジーは苦手だけど(まあこの本はファンタジーと言うか神話ベースなのだけど)、わりと面白かった。後半に出て来るおっさん妖精のボギーが最高だったな。/プラデリは、若いからしょうがないのだろうけど、向う見ずで、そのせいでどでかい災厄を引き起して、イライラした。/いずれにせよ、おっさん妖精はいいキャラだったな。

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1907年、米インディアナ州生まれ。病弱だった少女時代から多くのファンタジー作家の作品を読み影響を受ける。1936年「マビノギオン物語」の第4話の原型となったTHE VIRGIN AND THE SWINEを出版。その後いくつかの作品を発表したものの沈黙していたが、1970年代初頭リン・カーターによ

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