エンツォ・トラヴェルソ

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マルクス主義者とユダヤ問題 ある論争の歴史

エンツォ・トラヴェルソ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784409030486
ISBN 10 : 4409030485
フォーマット
出版社
発行年月
2000年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,404p

内容詳細

マルクス・エンゲルスに始まり、カウツキーら第二インター、レーニンらロシア革命の指導者、中欧・東欧のマルクス主義者は、ユダヤ人問題を如何に位置づけたか。激化する反ユダヤ主義や深刻なユダヤ民族問題(イディッシュ文化かシオニズムか、同化か分離か)に対し、公式的発展史観に立つマルクス主義はしばしば有効な方針を打ち出せなかった。ヒトラーのユダヤ人虐殺に至る歴史の中で、トロツキー、ローザ、グラムシ、ベンヤミン、アブラム・レオンらは、階級闘争と民族のアイデンティティの間で独自の理論を追究し、マルクス主義の再生の方向を模索した。マルクス主義インターナショナルとユダヤ民族問題は果たして両立するのか。1843年(マルクス『ユダヤ人問題によせて』)から1943年(アウシュヴィッツ)までの論争の、苦渋にみちた追跡。

目次 : 第1章 マルクスとエンゲルス/ 第2章 中・東欧ユダヤ人のマルクス主義知識階級/ 第3章 ドイツとオーストリアのマルクス主義者(1880‐1920年)/ 第4章 イディッシュ文化かシオニズムか?ユダヤマルクス主義者/ 第5章 ロシアとポーランドのマルクス主義者/ 第6章 ユダヤ人とロシア革命(1917‐1937年)第7章 グラムシとユダヤ問題/ 第8章 ヴァルター・ベンヤミンのメシア的唯物論/ 第9章 ヴァイマールからアウシュヴィッツへ/ 第10章 民族‐階級理論―アブラム・レオン

(「BOOK」データベースより)

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人物・団体紹介

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エンツォ・トラヴェルソ

1957年、イタリアのガヴィに生まれ、ジェノヴァ大学で現代史を修める。1985‐89年、フランス政府給費留学生としてパリに滞在。パリの社会科学高等研究院で、ミシェル・レヴィ教授の指導の下に、社会主義とユダヤ人問題に関する論文で博士号を取得。ナンテール‐パリ第10大学の国際現代文献資料館研究員となり、

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