サスペンス作家が人をうまく殺すには 創元推理文庫

エル・コシマノ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488180034
ISBN 10 : 4488180035
フォーマット
出版社
発行年月
2022年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
辻早苗 ,  
追加情報
:
464p;15

内容詳細

売れない作家、フィンレイの朝は爆発状態だ。大騒ぎする子どもたち、請求書の山。だれでもいいから人を殺したい気分―でも、本当に殺人の依頼が舞いこむとは!レストランで執筆中の小説の打ち合わせをしていたら、隣席の女性に殺し屋と勘違いされてしまったのだ。依頼を断ろうとするが、なんと本物の死体に遭遇して…。本国で話題沸騰の、一気読み系巻きこまれサスペンス!

【著者紹介】
エル・コシマノ : アメリカの作家。2014年刊行のNearly Goneは国際スリラー作家協会のベストYA賞を受賞、アメリカ探偵作家クラブ賞ベストYA賞の最終候補となった。2021年刊行の初の一般向けミステリ『サスペンス作家が人をうまく殺すには』は、ニューヨーク公共図書館が選ぶ2021年ベストブックの一冊に選ばれた。現在は夫および2人の息子と共にバージニア州で暮らしている

辻早苗 : 翻訳家。大阪外国語大学英語科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ナミのママ さん

    大騒ぎのミステリ。4歳と2歳の子どもを抱えたシングルマザーのフィンレイの朝から始まる。それだけでもう大変、あるあるだわぁ〜とニタニタ。さらに金欠、離婚紛争中、安定しない作家業。ある日、殺し屋に間違われたところから思いがけない方向に走りだす毎日。疑問もつくがそこはもうフィクションだと割り切って一緒に走り出したらノンストップ。ドタバタストーリーだが最後まで先が見えないので飽きない。登場人物が個性的、恋愛要素もあり。シリーズや受賞作が多数刊行された秋に出たノーマーク作品だが確かに面白かった。

  • ひらちゃん さん

    売れない作家のフィンレイ。元夫に浮気され親権も危うい。朝からのドタバタに加え、エージェントとの打合せ中にまさかの誤解で殺し屋に間違われ…。ここまででももう既にありえない状況なのに、次々と起こる難題。全てがいいように転がっていったのか悪かったのか訳が分からないけど、終わりよければすべてよし、かなぁ。あ、終わりにもハプニングが!これが次作へのプロローグになるのかな。それにしても子持ちのフィン、モテすぎです。

  • うまる さん

    誰でもいいから殺りたい気分の時に舞い込んだホントの殺人依頼!なんとかしなきゃと頑張っているのに、どんどん悪い状況になるのが面白かったです。終盤の農場シーンに至っては、嘘だろおいって言いたくなりましたよ。死体の処理とか体の疲れ具合とか、細かい描写がよくできているので、ありえないコメディのはずなのに、妙に現実感があるのが凄いです。こういう場合に備えて、シャワーカーテンの事は覚えておこうと思いました。最後のはネタかと思ったら、ちゃんと続編が出るなんて!しかも本国では3冊目発売とは。楽しみがまた増えました♪

  • しゃお さん

    可笑しくて何度もニヤニヤしながら一気読みの巻き込まれ型サスペンス。バツイチで二人の子持ちの売れないロマサス作家のフィンレイ。殺し屋と間違えられて依頼を断ろうとするも「好奇心は猫をも殺す」でターゲットを偵察に行った事からあれよあれよ事態が転がってしまう様子が実に楽しく、しかも予想を裏切るような展開を見せるため、先へ先をと読みたくなります。親権争い中の元夫とその婚約者、思いがけない共犯者、魅力的な男性とのロマンスの予感など魅力的な要素も満載。一難去ってまた一難、ツイストする展開が楽し過ぎ!続編、待ってます!!

  • み さん

    面白い♪これは、楽しいシリーズになりそうです(^_−)−☆勘違いから殺し屋と思われ、結果的には任務遂行と思われたのも、ある意味勘違いかも。元オットとその彼女以外、キャラもいいです。オススメします。

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