エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフ

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黄金の壺 岩波文庫

エルンスト・テオドール・アマデウス・ホフ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784003241417
ISBN 10 : 400324141X
フォーマット
出版社
発行年月
1997年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,189p

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読書メーターレビュー

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  • ヴェネツィア さん

    ドイツ・ロマン派を代表するホフマンの初期長編。濃密なロマンティスムというよりは、そこには光あふれる明るい世界が展開する。ただ、魔法も登場し、不思議な空間の中に独特の世界が繰り広げられるものの、幾分か物足りなさは否めない。おそらくは、物語の発端から結末に至るまで、終始人間的な情念の高まりに欠けるからではないだろうか。黄金の小蛇に恋する青年、アンゼルムに共感を寄せ難いことも小説に距離を置く一因だ。むしろ、これはあくまでも美しく幻想的な詩として味わうべき物であるのかもしれない。

  • syaori さん

    ホフマンは平凡な日常を、何と見事に「この世ならぬものの微光」で包むことでしょう。可憐な蛇に見つめられ呼びかけられて、あっと言う間に現実と幻想が交差する異様で魅惑的な魔法の世界が開けます。この魔法はヘールブラントが「詩的なアレゴリー」と言うように、詩的なイマジネーションと結びついているもの。そしてこの神秘と歓喜に満ちた物語は、たとえ身は辛い現実にあってもポエジーを信じていればいつだって、この本が見せる金色の至福を味わえるのだと言っているようで、私にいま一度、創造の力を、それを味わう楽しさを教えてくれました。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    導入が妖しげなのに美しくも妖しい恋愛からどんどんと常識、世俗の欲と執着のの恋情、底知れぬ存在の悪意も絡み、全ての伏線が解明され、なだれ込むという怒涛の展開がすごかったです。最後で主人公が手に入れた場所のすばらしさと自分の知る世俗のあまりのみみっちさの落差に嘆く作者にリントホルストがいった言葉が印象的でした。

  • あっきー さん

    ⭐2 桑原世界近代小説五十選25冊目、ドレスデンが舞台でノヴァーリスから、ホフマン、ポー、カフカへと通じるロマン派怪奇小説の流れにあるだけに奇抜でワケ判らんかったな、言葉だけだがバガヴァッドギータ、アトランティスがチラリと登場していて当時流行していたのかもしれない、あとは表紙の解説文通りです…

  • じゃがいも さん

    夢と幻想と現実の分かれ目が溶け合いいつの間にか入れ替わります。火の王や魔女が出て来て怖い話かと思いきや、拍子抜けするくらいトーンが優しく詩的な12の夜話でした。魔法の描写などは今でも引き込まれるので、テレビとかなく迷信が信じられていた当時は斬新でとても迫力があり怖かったのでは。ホフマンは怪奇物が好きで一生書いていたようですね。

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