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Symphony No.2, In The South, Part Songs : Adrian Boult / Scottish National Orchestra, BBC Symphony Orchestra, BBC Chorus (1963, 1944, 1967)(2CD)

Elgar (1857-1934)

User Review :5.0
(1)

Item Details

Genre
:
Catalogue Number
:
ARIADNE5037
Number of Discs
:
2
Format
:
CD
Other
:
Import

Product Description

ボールトのエルガー〜交響曲第2番(1963年ステレオ録音)

放送音源やプライベート盤などを音源にした貴重な復刻を行っている「SOMM」レーベルの「ARIADNE」シリーズから、長らく廃盤だったボールトとスコティッシュ・ナショナル管によるエルガーの交響曲第2番が登場。その他にも貴重音源とインタビューを収録、短いながらエルガーの愛娘キャリスとの対話もあります。
 大成功を収めた交響曲第1番に続くべく、1911年に作曲者の指揮で初演されたエルガーの第2番ですが、評判は第1番に及びませんでした。この曲を名作として認識させる転機となったのは1920年の演奏会で、その時の指揮者がエードリアン・ボールト。半世紀以上後の1975年に彼がロンドン・フィルを振ったEMI盤(現Warner)は決定的名盤と呼ばれています。
 ここに収録された第2番は1963年の録音で、イギリスの「Waverly」レーベルからリリースされ、1971年には「Classic for Pleasure」から再発売されましたが、これを最後にカタログから消えていました。アルバムの副題通りの「忘れられた録音」です。ロンドン・フィル盤と比べると演奏時間は全曲で2分ほど短くなっていますが、解釈自体はすでに出来上がっており、悠揚とした音楽の足取りと息の長い高揚の果てにもたらされるカタルシスは、この作品にどっぷりと浸らせてくれます。
 ディスク2に収められた合唱曲の数々はこの分野にも秀でていたボールトの仕事ぶりを知るのに好適。最後に収められたバーナード・キーフとの対話は30分近くあり、かつて師事したニキシュの指揮法の回想や、自身が指揮したイギリスのオーケストラについて語っている興味深いものです。ブックレットには2025年に「エドワード・エルガーとエードリアン・ボールト」の著書が出る20世紀音楽の研究家、Nigel Simeoneの9ページにわたる解説が掲載されています(英語のみ)。(輸入元情報)

【収録情報】
Disc1
1. 序曲『南国にて(アラッシオ)』 Op.50

 BBC交響楽団

 録音:1944年3月23日、Corn Exchange, Bedford BBC Recording(モノラル)

2. 交響曲第2番変ホ長調 Op.63

 スコティッシュ・ナショナル管弦楽団

 録音:1963年9月21,22日、The Glasgow Concert Hall(ステレオ)
 Waverly SLLP 1022からの復刻

 サー・エードリアン・ボールト(指揮)

Disc2
3. 4つのパート・ソング Op.53
(There is sweet music / Deep in my soul / O wild West Wind! / Owls (An epitaph)
4. 2つのコラール・ソング Op.71(The Shower / The Fountain)
5. 丘の上の死 Op.72
6. 2つのコラール・ソング Op.73
(Love's Tempest / Serenade)
7. 行け、私の歌よ Op.57

 BBC合唱団
 サー・エードリアン・ボールト
(指揮)

 録音:1967年2月8日、Studio 1, Maida Vale BBC Recording(ステレオ)

8. エードリアン・ボールトとキャリス・エルガー・ブレイクの対話
 1944年2月24日、Corn Exchange, Bedford, BBC Broadcast(モノラル)

9. 私が知るエドワード・エルガー〜エードリアン・ボールトのパーソナル・ポートレート
 1951年4月17日、Maida Vale BBC Recording(モノラル)
 エニグマ変奏曲 Op.36の抜粋を含む(1936年3月26日、Studio 1, Abbey Road HMVDB 2800/2からの復刻)

10. エードリアン・ボールトとバーナード・キーフの対話
 1965年11月7日、Maida Vale BBC Recording(モノラル)

 初CD化(2-10)

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ボールトのエルガー2番といえばLPOを振っ...

投稿日:2025/06/13 (金)

ボールトのエルガー2番といえばLPOを振ったステレオ初期のパイ盤と最晩年のEMI盤がステレオセッションとしては全てだと思っていたのでこの録音の登場は驚きだ。スコティッシュ・ナショナルを振っているのも珍しいしレーベル名も聞いたことがない。CFPから再発売されたことがあるということはEMI系なんだろうか。演奏は75年のLPOと比べ活力が勝り第1楽章は痛快、第2楽章の深い憂いも味わいがありこれはこれで充分聴きごたえがある名演。「南国にて」は44年録音だが予想以上に音がよくこれも楽しめる。CD2のパートソング集も珍しい。無伴奏の合唱曲をこんなにたくさん書いてたんだ。コレクター向きだと思うがエルガー好きは購入して損はないと思う。

フォアグラ さん | 愛知県 | 不明

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