エラリー・クイーン

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レーン最後の事件 角川文庫

エラリー・クイーン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784042507185
ISBN 10 : 4042507182
フォーマット
出版社
発行年月
2011年09月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
15cm,403p

商品説明

歴史に残る驚愕のラスト。これぞ、「予想のつかない犯人」の決定版!

サム元警視を訪れ大金で封筒の保管を依頼した男は、なんとひげを七色に染め上げていた。
折しも博物館ではシェイクスピア稀覯本のすり替え事件が発生する。ペイシェンスとレーンが導く衝撃の結末とは?
決定版新訳!

内容詳細

私立探偵サム元警視を訪れた奇妙な七色の髭の男。何百万ドルもの価値がある秘密に繋がる手がかりの入った封筒を預かってほしいというその依頼が、一同をかつてない悲劇へと導いていく。消えた警備員の謎、シェイクスピアの貴重な稀覯本すりかえ事件、不審な愛書家、そしてサムの美貌の娘ペイシェンスに危機が迫る時、元俳優のレーンの推理は…?!いよいよクライマックスを迎えるドルリー・レーン四部作、新訳完結編。

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • W-G さん

    シリーズ探偵を創造したミステリ作家であれば一度はやってみたい事をやる。バーナビー・ロスとドルリー・レーンはその為だけに産まれたのではないか。四部作を通読する事で威力を発揮する今作、"物語としては面白いがミステリとしてはイマイチ"というのが一昔前までの通説であったと記憶している。指紋の概念が欠如した世界、エールズの正体が安易な○○オチetc。確かに粗も目立つ。現代の倫理観で見ると、そもそも『Yの悲劇』の時点で思うところは無かったのかと疑問も止まないが、作家クイーンの意志と熱量は確かにしたためられている。

  • nobby さん

    四部作完結編。『レーン最後の事件』そのタイトルのまま醸し出すラストの衝撃や哀愁がたまらない…確かにXYZと順に読んだからこそ、レーンの使命や悲しみが心に染み入る…完全にペイシェンス目線で、斬れ味鋭い推理を隠さず披露するのは読みやすいものの軽率な言動や恋愛模様にはちょっと違和感…怪しき人物達のゴチャゴチャぶりがまさかの安易な真相なのはご愛嬌(笑)シェイクスピアに疎い自分には「ふーん…」程度の蘊蓄ながら、名優たる名探偵設定が物語の終焉に深みを増している。「まだ分からないの?」父に葛藤する娘の嘆きが切な過ぎる…

  • レアル さん

    シリーズ最終巻。勢いで読み切った感がありながらも昔読んだときはもう少し楽しめたように思える。以前はもう少し物語としてもミステリとしても楽しめたような気もするが、今は少しどちらもパンチが弱い様に思える。とはいえ、シリーズxyzと順に読んできたからこその伏線回収の最後の展開でレーンらしく、かつ最後の「結」を飾る作品としては相応しい内容だったのかもしれない。という事でこのシリーズも完了。数十年ぶりにこのシリーズを楽しんた。

  • 修一郎 さん

    越前敏弥氏は子ども時分よりこのシリーズに親しんできたとのこと。30年後に自ら翻訳できるなんてうらやましい仕事だな。起承転結で成る4部作の「結」のパート、まさにそのお役目をキチンと果たした作品。本格ミステリーとしては禁じ手的な描き方をしているので前3作の方が精緻な造りだ。ペイシェンスの未熟若者ぶりは前作から変わらずで興が削がれるけど、全体で考えると4部作構成には必要な人物で,最初からこういう展開にするつもりだったことが感じられる。芝居がかった古色蒼然たる文章で描かれた哀愁のレーン氏だった。

  • ジャムうどん@アカウント移動してごはんになります さん

    趣向が今までの三作(Zも変わっていましたが)と大きく異なることは前半で良く分かります。シェイクスピアがテーマで「レーン最後」とはうまいこと考えたなぁと思っておりましたが読みきってまさに納得です。中盤で犯人まさかこの人かなー、なんて考えていたらがっつり正解で嬉しいような悲しいような気持ちがこみ上げました。最後の手紙、「主役を演じたその男は人命さえも奪う覚悟で、世界のためにその手紙を救った」このあたりを読み返しては泣きそうになってしまいます。名探偵は神様ではなく人間、そんなことを考えさせられるこの頃。

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エラリー・クイーン

1905年ニューヨーク生まれ。同い年のいとこ、フレデリック・ダネイとマンフレッド・B・リーの共同のペンネーム。「エラリー・クイーン」のシリーズや、バーナビー・ロス名で書いた『Xの悲劇』『Yの悲劇』などが有名

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