エミール・ガボリオ

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ルルージュ事件

エミール・ガボリオ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784336047564
ISBN 10 : 4336047561
フォーマット
出版社
発行年月
2008年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,431p

内容詳細

殺害された夫人は、周囲に素性を明かしておらず、事件は謎に包まれる。夫人の過去に何があったのか。素人探偵タバレがたどりついた驚愕の結末とは…。ミステリの黎明期に燦然と輝く著者の、世界最初の長篇ミステリ。

【著者紹介】
エミール・ガボリオ : 1832年、フランス南西部の町ソージョンに生まれる。コレージュを卒業後、猟騎兵として軍隊に入団する。退役後、パリに出て法律や医学を学び、糊口をしのぐためさまざまな職を転々とした。1866年、新聞連載小説として発表した世界初の長篇ミステリ『ルルージュ事件』で一躍脚光を浴びる。以降、長篇小説を精力的に発表。1873年、41歳の若さでパリで急逝した。コナン・ドイルなど、ミステリ草創期の作家に大きな影響を及ぼしたことでも知られる

太田浩一 : 1951年、千葉県生まれ。中央大学大学院修了。フランス文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • セウテス さん

    ルコック探偵シリーズ第1弾〔再読〕。世界最初の長編ミステリと言われており、刑事であるルコックが警察仲間と捜査をするので、世界最初の警察ミステリでもある。本作で登場のルコックはデュパンの様な天才肌ではなく、科学的に証拠を検証していくソーンダイク博士のタイプ。本作では素人探偵のタバレ先生が中心となり、シリーズ全5作品の次作よりルコックは活躍する事となる。殺害されたルルージュ夫人が、実は正体不明であるという魅力的な謎で始まるのだが、本作の特徴は読みやすい事だ。古典なのにモダン、物語として単純に素直に面白い傑作。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    読友、風見鶏さんのフローベルの『感情教育』(光文社新古典文庫)へのつぶやきでこの本が紹介されていたのが縁で読みました。アレクサンドル・デュマにも匹敵する濃い人間ドラマと亡くなったルルージュ未亡人の抱えていた謎から引き起こされる騒動が面白すぎます。ああ、やっぱり、フランス文学、最高!!やっぱり、『モンテ・クリスト伯』といい、アルベールという名の男子は素敵男子なんだなと妙な所で感心しました。真相が苦かったにしろ、タバレの親爺さんが事件のことをいつまでも覚えているというのが皮肉でもあり、一種の救いなんだろうな

  • SIGERU さん

    ポーが推理小説の始祖なら、ガボリオは長篇推理小説の生みの親だ。1866年に発表された本書は、ミステリ史上に輝く里程標的作品。まず、ガボリオの筆力に瞠目した。未亡人殺しの犯人を追って、状況証拠を丁寧に積み重ねていく過程が読ませる。フランス心理小説の伝統を継いで、捜査する者と被疑者との心理的駆け引きが火花を散らし、物語が昂揚していく。ドストエフスキー『罪と罰』の、ラスコーリニコフとポルフィーリイ検事との丁々発止のやり取りに影響を与えた可能性すらある。当時、フランス文学がロシア文学に与える影響は絶大だった。

  • Clean John さん

    「世界最初の長編ミステリ」という文言に惹かれ衝動買いした1冊です。モルグ街の殺人で難解な文章に(内容は面白かったです)悪戦苦闘していた自分なので、400ページもあんなんが続くのかぁ、と戦々恐々としていましたが、杞憂でした。かなり読みやすい文章でスラスラ読めました。 途中まで、連綿と続くミステリの基盤となる作品に歴史を感じながらしみじみと読み進めていましたが、最後はそんなことも忘れて夢中になって読んでしまいました。 最後の息もつかぬ展開は必見!

  • みっぴー さん

    殺された未亡人の正体が不明という、とんでもなく惹かれる紹介文を目にしたので読んでみました。ミステリとして読むもよし、愛憎劇として読むもよし。登場人物がそれぞれ個性的なので、誰が犯人でも嫌だなあ…と思いながら読みました。ミステリとして読むなら、これはフーダニットを逆手にとったまぎれもない名作。終盤「ちょっ!!」となること間違いなし。ん〜悪いことは出来ないもんですね…(汗)

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エミール・ガボリオ

1832‐1873。本名エティエンヌ=エミール・ガボリオ。フランス、シャラント=マリティーム県ソージョン生まれ。幼少期は公証人の父親に同行してフランス各地を転々とし、中等学校在学中は文学作品を愛好して図書館で読書に没頭した。学校卒業後は騎兵隊に入隊するが病気のため除隊し、運送会社や新聞社に勤めて生活

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