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翻訳地帯 新しい人文学の批評パラダイムにむけて

エミリー・アプター

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784766425185
ISBN 10 : 4766425189
Format
Books
Release Date
April/2018
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

戦争とは、誤訳や食い違いの極端な継続にほかならない。9.11「同時多発テロ」以降の混迷する世界状況を、「翻訳」という観点から緻密に分析する斬新な試み。

目次 : イントロダクション(9・11後の翻訳―戦争技法を誤訳する)/ 第1部 人文主義を翻訳する(人文主義における人間/ グローバル翻訳知―比較文学の「発明」、イスタンブール、一九三三年 ほか)/ 第2部 翻訳不可能性のポリティクス(翻訳可能なものはなにもない/ 「翻訳不可能」なアルジェリア―言語殺しの政治学 ほか)/ 第3部 言語戦争(バルカン・バベル―翻訳地帯、軍事地帯/ 戦争と話法 ほか)/ 第4部 翻訳のテクノロジー(自然からデータへ/ オリジナルなき翻訳―テクスト複製のスキャンダル ほか)/ 結論(新しい比較文学)

【著者紹介】
エミリー・アプター : 1954年生まれ。1983年プリンストン大学比較文学科で博士号を取得。ニューヨーク大学フランス文学・比較文学教授

秋草俊一郎 : 1979年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。日本大学大学院総合社会情報研究科准教授。専門は比較文学、翻訳研究など

今井亮一 : 1987年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程在籍。2014‐15年度サントリー文化財団鳥井フェロー。専門は比較文学など

坪野圭介 : 1984年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得満期退学。同大学院特任研究員。専門はアメリカを中心とした都市文学・文化

山辺弦 : 1980年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修了。博士(学術)。東京経済大学経済学部専任講師。専門は現代スペイン語圏のラテンアメリカ文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • にたいも

    〈(『戦争論』(1832)の著者クラウゼヴィッツの言葉をなぞって)「戦争とは他の手段をもってする誤訳や食い違いの極端な継続にほかならない」と言ってみたい。別の言い方をすれば、戦争とは無翻訳性や、翻訳失敗状態が、暴力の極限に達したものだ。(p.27)〉普仏戦争の発端となったエムス事件とドイツ語→フランス語の誤訳問題を読むと、AI翻訳に任せておいては大小の争いのもとになると想像してしまう。

  • takao

    ふむ

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