エドワード・w・サイード

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境界の音楽 2 エドワード・w・サイード音楽批評集成

エドワード・w・サイード

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622077251
ISBN 10 : 4622077256
フォーマット
出版社
発行年月
2012年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
300,16p 19cm(B6)

商品説明

「思想と同じように、音楽においても小さな細部が精密に調和することで、初めて大きな視野が生まれるのである。コンサートや演奏に接するときのサイードはこうした細部に目を向けていた。多くの専門家も、そのいくつかは見過ごしてしまいそうな細かい点にである。主題について知的に表現するための知識を持たない批評家や、先入観なしに聴く能力が欠けている批評家もいるが、サイードは多くの点でそうした批評家たちとの違いをあきらかにしていた。先入観なしに音楽を聴けない批評家のばあいにはっきりいえるのは、最良のときでも彼らは作品について“正しい”解釈という考えを捏造することである」。
(「序文」ダニエル・バレンボイム)

音楽はひたすらに聴けばよい、評論はいらない、というのも一つの真理かもしれない。しかし「小さな細部が精密に調和する」議論が展開されるのを目のあたりにし、そこに「大きな視野が生まれる」とき、音楽はより豊かになるだろう。聴き手ばかりでなく演奏家にとっても刺激に満ちた評論集の第2巻。
巻末の「補遺 バッハ/ベートーヴェン」は、未完のまま断念された本の起草文。音楽がサイードのもうひとつのライフワークであったことがうかがえる、貴重な文章である。(みすず書房)

内容詳細

2巻はバッハ、ベートーヴェン、ヴァーグナー、ブーレーズほか重厚な作家作品論を中心に死の直前までの10年分を収録。刮目すべき未完の書の起草文を巻末に付す。

目次 : 第2部 一九九〇年代(承前)(バード音楽祭/ ヴァーグナーに対しては不忠実であるほうが忠実である/ 身ぶりの音楽―ショルティについて/ ベルリオーズ『トロイアの人びと』 ほか)/ 第3部 二〇〇〇年代(文化の壁を越えた絆―ダニエル・バレンボイム/ グレン・グールド知識人であった巨匠/ 宇宙的な野心―クリストフ・ヴォルフ著『ヨハン・ゼバスティアン・バッハ』/ バレンボイムとヴァーグナーの禁忌 ほか)

【著者紹介】
エドワード・W・サイード : 1935年11月1日、イギリス委任統治下のエルサレムに生まれる。カイロのヴィクトリア・カレッジ等で教育を受けたあと合衆国に渡り、プリンストン大学卒業、ハーヴァード大学で学位を取得。コロンビア大学英文学・比較文学教授を長年つとめた。2003年9月歿

二木麻里 : 1960年生まれ。上智大学外国語学部卒、東京大学大学院学際情報学府博士課程在。和光大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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