エドワード・ロバート・デ・ザーコ

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機能主義理論の系譜 SD選書

エドワード・ロバート・デ・ザーコ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784306052567
ISBN 10 : 4306052567
フォーマット
出版社
発行年月
2011年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
310

内容詳細

機能主義思想を、機能主義に関する文献を通じて歴史的な立場から研究する。機能主義者の理念の発生とそれを前提とした様々な発展、そして一般的に機能主義者の理論として認められた回帰的な諸理念を明らかにする。

【著者紹介】
山本学治 : 1923年東京生まれ。1945年東京大学第二工学部建築科卒業。1949年東京美術学校助教授。1964年東京芸術大学教授。1977年没

稲葉武司 : 1938年満州生まれ。1963年東京芸術大学美術学部建築科卒業。1964年ワシントン州立大学建築科卒業。Wurster, Bernardi, Emonons建築事務所、菊竹清訓建築事務所を勤務の後、東京芸術大学講師などを経て1994年より共立女子大学教授。建築と子供たちネットワーク代表、日本建築学会建築教育委員会委員長、国際建築家連盟UIA子供の建築教育部会日本代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • roughfractus02 さん

    機能主義の建築は近代にはじまるのではなく、ソクラテスやクセノフォンの建築に対する考えからローマのヴィトルヴィウスの<用・強・美>の用(機能)へ、宗教が建築を覆う中世を潜り抜けてルネサンス以後の比率(propotion)という数学的な方向へシフトして、新古典主義を奉じるアカデミズム建築に対抗した19世紀末の機能主義という新たな形を取るという。このように機能を系譜学的に辿ると、宗教的象徴を装飾として排しながら、機械化に向かう機能が人間にフィットする方向で近代のデザイン概念が新たに打ち出されてきたことがわかる。

  • じょん。 さん

     とりわけ芸術の分野、建築やデザインにおいて注目をされてきた考え方、機能主義をSocratesやXenophonから18世紀に渡って歴史的に考察した著作。  一般に19世紀後半以降モダニズム建築が成立していく過程で注目を浴びた考え方として理解されることが多いが、デ・ザーコはそれをギリシア時代から今日にまで重要な役割を果たしてきた概念であることを具体的な論者を例に出しながら論及する。

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