ヒエログリフを解け ロゼッタストーンに挑んだ英仏ふたりの天才と究極の解読レース

エドワード・ドルニック

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488003975
ISBN 10 : 4488003974
フォーマット
出版社
発行年月
2023年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
368p;20

内容詳細

1000年以上、誰も読むことができなかった古代エジプトの謎の文字“ヒエログリフ”。ナポレオンのエジプト遠征でそれが刻まれた黒い石板“ロゼッタストーン”が発見され、イギリスとフランスのふたりの天才学者がその解読に乗り出したとき、国の威信をかけた究極の解読レースの幕が上がった。性格も思考方法も正反対のライバルは、“神々の文字”とも呼ばれた謎の言語に、どのように挑んだのか?アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作家が、壮大な解読劇を新たな視点から、スリリングかつリーダビリティ溢れる筆致で描く、傑作ノンフィクション!

目次 : 賭け/ 発見/ 難問/ 土の中からきこえる声/ 近くて遠い存在/ 勝利を収めた英雄/ 燃えあがる甲板/ ムッシュー・スミスの遁走/ あの有名なロゼッタストーン/ 最初の推測〔ほか〕

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • さつき さん

    ヒエログリフ解読のもととなったロゼッタストーンの発見の経緯から書き起こされ、ナポレオンのエジプト遠征やその後の敗戦によりイギリスが戦利品として持ち帰った顛末など詳述されていて興味深い。解読に挑み成功したシャンポリオンの名前は知っていても、もう一人の天才ヤングのことは全く知らなかった。対照的な二人のエピソードには思わず笑ってしまうものもありました。また、肝心のヒエログリフに音を表す文字や決定詞がある、母音は省かれるなど知識0の私にも分かりやすく説明されていて面白かったです。

  • サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥 さん

    (2023-96)【図書館本】古代エジプトの石碑ロゼッタストーンとそこに記されたヒエログリフ。その古代文字の解析に挑戦したヤングとシャンポリオンという二人の学者。考古学者か言語学者かと思ったらヤングがあの物理学者のヤングと知って驚いた。確かに暗号解析は数学だよなぁ。表意文字と表音文字が組み合わされたヒエログリフの解析は困難を極めたが、漢字、ひらがな、カタカナが合わさった日本語も5,000年後に日本語が消滅して解読することになったらかなり難易度が高いのでないだろうか?読み応えあり面白かったです。★★★★

  • 鮫島英一 さん

    ナポレオンのエジプト遠征から始まるこの物語は、ある意味ノンフィクション作品である。452年のフィレ島の碑文を最後に使用されなくなったヒエログリフは、以降1400年ほど解読することができなかった。美し故に単純な文字と認識することを本能的に拒絶させるが、ヤングとシャンポリオンは見事復活させてくれた。この偉業を非常に分かりやすく描いている良作なのだが、途中から解読方法を説明するのに英語を用いている。致し方ないのだけど僕みたいに英語とが苦手な人は、面白さが今ひとつ伝わらない。まあこれは僕自身の問題なのだけど。

  • yyrn さん

    碑文の中に何度も登場する楕円で囲まれた「カルトゥーシュ」の中に王の名前プトレマイオスとクレオパトラが読めたところから解読が動き出ず話は面白かったが、そこに至るまでの時代背景(なぜナポレオンがエジプトを目指したか、失われた言語を解読するのはエニグマを解くのとは全く訳が違うという)説明も分かるが、本題の解読に入るまで1/3(110頁)も使っている。また、フランス人シャンポリオンとイギリス人ヤングによる20年に及ぶ解読競争という惹句が示すように、人物に焦点を当てた部分と困難な解読作業に挑む姿が交互に現れるが、⇒

  • チャッピー さん

    エジプト遺跡に無数に残されているが、千数百年の間だれも読むことのできなかったヒエログリフ。ナポレオンの遠征で発見されたロゼッタストーンにはヒエログリフ、未知の言語、古代ギリシャ語が並べて書いてあり、言語学者たちはこれで直ぐにでも解読できると喜んだ。だが、ヤング、シャンポリオンという英仏2人のタイプの違う天才が競うように努力しても解読までには20年かかった。その道のりを描いたノンフィクション。言語学的な説明もわかりやすく、冒険小説を読んでいるかのよう。面白かった。

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