科学がつきとめた疑似科学 「科学リテラシー」で賢く生き延びる

エクスナレッジ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784767832456
ISBN 10 : 4767832454
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
188p;22

内容詳細

何が「科学的」かが図解でわかる、現代を賢く生き延びるための「科学リテラシー」の教科書!

「エビデンスの有無」だけでは不十分! 「専門家の意見」が一番信用できない!?
ホメオパシー、デトックス、ブルーライトカット、水素水、電磁波有害説、牛乳有害説、シリカ水、メンタリズム、血液型性格診断、磁気治療器、EPA、DHA、O-リングテスト、血液クレンジング、漢方、マイナスイオン、GABA、などなどなど‥日常にあふれる「これって効くの?」「あれって本当に効果あるの?」といった物事を、「理論」「データ」「理論とデータ」「社会」の4つの観点で判定します。

「トクホと機能性表示食品の違いって?」「確証バイアスって何?」「信頼できるメタ分析とは?」「プラセボ効果って本当?」などの疑問もしっかり解説。「学会」や「専門家」などの過度な権威付けに騙されず、科学的な成果を享受しつつ、疑似科学を見抜くスキルを身につける、何も信じられないこの時代をサバイブするための必読書!

【著者紹介】
山本輝太郎 : 金沢星稜大学総合情報センター講師。明治大学科学リテラシー研究所客員研究員。1988年岐阜県生まれ。明治大学情報コミュニケーション研究科博士後期課程修了。博士(情報コミュニケーション学)。専門は科学リテラシーで、メタ分析やクラウドソーシングなどの実証研究に強みをもつ。日本科学教育学会奨励賞、乳の学術連合最優秀賞をはじめ、科学リテラシーに関する研究業績において多数の受賞歴がある。疑似科学に関するプラットフォームサイトGijika.comの責任者でもある。2022年4月より現職

石川幹人 : 明治大学情報コミュニケーション学部教授。1959年東京都生まれ。東京工業大学理学部応用物理学科(生物物理学)卒。同大学院物理情報工学専攻、企業の研究所や政府系シンクタンクをへて、1997年に明治大学に赴任。人工知能技術を遺伝子情報処理に応用する研究で博士(工学)を取得。専門は認知科学で、生物学と脳科学と心理学の学際領域研究を長年手がけている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • trazom さん

    「物理の散歩道」で科学に対する王道の姿勢を読んだ後で、こんな本を手にした自分が恥ずかしい。疑似科学とあるが、ここにあるのは科学でも何でもなく、商業主義に毒された広告表示のトリックでしかない。ブルーライトカット、水素水、電磁波有害説、牛乳有害説、磁気治療器、マイナスイオン、GABAなど、次から次へと例が示される。再現性も客観性もないデータを信じることがバカげていると思うが、科学と疑似科学の線引きは難しいのだと著者は言う。「「髪の毛○本未満をハゲ」と定義できないのと同じように」という変な比喩に笑ってしまった。

  • jjm さん

    肩コリへの磁気治療のメカニズムは、はっきりしていないこと、機能性表示食品の信頼度が低いことは知っていたが、ブルーライト、ラジウム温泉、デトックスの効果は定義や主張があいまいであることは知らなかった。特許を取っていることと、商品の効果や魅力は関係ないというのはその通り。これは効くと信じて購入、使う以外は(信じれば効果はあるかもしれない)、常に疑問を持って選択するのが心身、財布ともに健全ということ。

  • チャー さん

    科学的な見方について解説された本。具体的な疑似科学の事例を引き合いに科学的であることとそうでないことについての違いを分かりやすく解説している。科学と疑似科学の境界が実は曖昧であるという指摘は意外であったが、厳密な意味で断定できない領域に関しては例外が存在するという視点についてはなるほどと考えさせられた。少なくとも明らかな疑似科学に対しては適切な判断ができることが重要。尤もらしいデータであっても観察方法や試験内容、評価方法が必ず市も適切であるとは限らない。科学の議論とメディアは相性が悪いという表現は印象的。

  • ひと さん

    エビデンスがどう、専門家の意見や〇〇大学の研究では云々といった記事や本に胡散臭さを感じつつも変に納得してしまう自分に悶々としている中で見つけた本。「論文になっていればエビデンスになるのか?」と疑問に感じていたとので、一番参考になったのが「エビデンスピラミッド」。具体的事例の評価と参照した論文リストもあるので、原論文を読みながら研究デザインの理解を深め、示された結果の信頼度を自分なりに評価できるようになりたい。自然科学に限らない方法論だと思うけど、習った記憶がない。もっと早くから学びたかった。

  • ヨハネス さん

    最後に出てくる「疑似科学と陰謀論」一覧を見ると、あたしの好きそうな怪しげな論が多い。危ないなあたし。「ブルーライトはLEDなどより太陽光の方がずっと多い」「EM菌は土壌改善以外の効果は実証されていない」「GABAは脳の後遺症に効くが睡眠を改善しない」はここで知った。イチョウ葉エキスは頻尿に効くと思っていたのだがここでは「記憶・眼について表現に曖昧さがあるので過度に期待するな」とだけ。シリカ水は肌や髪に効果なし、これは危なく引っかかるところだった。ただ「牛乳を摂らない方がカルシウム不足」だけはまだ納得いかず

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