ウラジーミル・マヤコフスキイ

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とてもいい! マヤコフスキー叢書

ウラジーミル・マヤコフスキイ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784907511326
ISBN 10 : 4907511329
フォーマット
出版社
発行年月
2017年02月
日本
追加情報
:
80p;18

内容詳細

目次 : ある日のマヤコフスキー(L・カッシリ)/ とてもいい/ 訳者のメモ(小笠原豊樹)

【著者紹介】
ヴラジーミル・マヤコフスキー : ロシア未来派の詩人。1893年、グルジアのバグダジ村に生まれる。1906年、父親が急死し、母親・姉たちとモスクワへ引っ越す。非合法のロシア社会民主労働党に入党し逮捕3回、のべ11か月間の獄中で詩作を始める。10年釈放、モスクワの美術学校に入学。12年、上級生ダヴィド・ブルリュックらと未来派アンソロジー『社会の趣味を殴る』のマニフェストに参加。13年、戯曲『悲劇ヴラジーミル・マヤコフスキー』を自身の演出・主演で上演。14年、第一次世界大戦が勃発し、義勇兵に志願するも結局、ペトログラード陸軍自動車学校に徴用。30年4月14日、モスクワ市内の仕事場で謎の死を遂げる

小笠原豊樹 : 詩人・翻訳家。1932年、北海道虻田郡東倶知安村ワッカタサップ番外地(現・京極町)に生まれる。東京外国語大学ロシア語学科在学中にマヤコフスキー作品と出会い、52年に『マヤコフスキー詩集』を上梓。56年、岩田宏の筆名で第一詩集『独裁』を発表。66年『岩田宏詩集』で歴程賞。露・英・仏の3か国語を操り、翻訳多数。2013年出版の『マヤコフスキー事件』で読売文学賞。14年12月、マヤコフスキーの長詩・戯曲の新訳を進めるなか永眠。享年82(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • Y2K☮ さん

    多分朗読するのを前提に創られた作品(本来あらゆる詩がそうなのかもしれない。あらゆる戯曲が舞台に掛けられる事を想定して書かれる様に)。後半は深夜のラジオドラマに聴き入っている気分だった。カフカは子供を怖がらせるほど朗読が巧かったし、太宰は「駈込み訴え」を奥様に口述筆記してもらう際、一切の淀みも無かった。それらと似た憑依性を感じた。ただ著者の場合は激しい熱を帯びながらもどこか冷静な扇動的傾向が付き纏う。戦え、しかし急ぎ過ぎるなと。現代では映像の無いドラマこそ贅沢。絵心が無くても頭の中では誰もがピカソだからね。

  • cockroach's garten さん

    これまで読んだマヤコフスキー作品で、一番洗礼され、落ち着いた印象を受けた。マヤコフスキーはこの2年後死を迎えるので、ある程度詩人として成熟した、むしろこれから全盛期だったのではないかと思える。作品の舞台は十月革命の前後。二月革命でロシア帝国が崩壊し臨時政府が出来たが、戦争継続を打ち出したし早くも失墜していた。ボリシェビキ政権(ソビエト)を民衆側と見立てて、革命が始まる。扇動的だが、頭のレーニンは英雄として大々的には出てこず、名前が出て来るのみ。あくまでも怒れる民衆の叙事詩として書いてある。

  • マリリン さん

    ロシアというと重厚・堅固なイメージがあったが、マヤコフスキーの詩は明るく力強くコミカルさも感じる中に、主張と抒情もありとても魅力的だ。 義務でもない、ぼくらの作るすべてのものを、ぼくが褒めるのは。祖国の半分をこわすこと、半分を洗い清めて建て直すこと。 とてもいい!なんていいんだろう! この言葉が特に好き。

  • 猫またぎ さん

    生きることは「とてもいい!」はずなのだ、と思いたい。

  • 保山ひャン さん

    十月革命叙事詩「とてもいい!」と、マヤコフスキーが「とてもいい!」を朗読した講演会の模様をレポートしたカッシリの「ある日のマヤコフスキー」を収録。聴衆との質疑応答でアンチをへこませ、熱狂を生むところは、今なら動画で何としても見たかった案件。

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