ウォルター・J・フリーマン

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脳はいかにして心を創るのか 神経回路網のカオスが生み出す志向性・意味・自由意志

ウォルター・J・フリーマン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784782801710
ISBN 10 : 4782801718
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2011
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

過去半世紀にわたって著者が蓄積してきた脳機能に関する実験データに基づいた書。脳と心の働きを、カオス理論=複雑系理論に立脚して解明することを目指し、独創的な研究を続けてきた脳研究者の集大成。

【著者紹介】
ウォルター・J・フリーマン : カリフォルニア大学(UC)バークリー校教授。40年間にわたって脳科学を教えてきた。数百編に上る論文に加えて、4冊の本を著している

浅野孝雄 : 1943年北海道生まれ。1968年東京大学医学部卒業後、東大病院脳神経外科入局。国内関連病院および米国コネチカット州ハートフォード病院、スイス・チューリヒ州立病院などを経て、1973年東大病院脳神経外科助手、1978年同講師。1986年埼玉医科大学総合医療センター脳神経外科教授。現在、小川赤十字病院・院長、埼玉医科大学名誉教授。脳血管障害の病態生理学と治療法の研究により、東京都医師会医学賞、美原賞を受賞

津田一郎 : 1953年岡山県生まれ。1977年大阪大学理学部物理学科卒業。1982年京都大学大学院理学研究科物理学第一専攻博士課程修了、理学博士(京都大学)。九州工業大学情報工学部助教授などを経て、1993年北海道大学理学部数学科教授、2005年より電子科学研究所教授。2008年より数学連携研究センター所代センター長を兼任。専門は複雑系数理科学、特にカオス力学系、数理脳科学。2010年度HFSP program awardをDavid Redish(USA)らと受賞(Deliberative Decision Makingの研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • Haruki

    哲学〜数理物理にも通じる神経生物学の泰斗による脳における意識についての複雑系としての理解と意味を探る著作。ニューロン単体が持つ正負それぞれのフィードバック機能を要素とし、その集団の振幅変調による点アトラクター、リミットサイクルアトラクター、カオス的と多様な振舞いを生み出し得ることの説明、またそれが人間や動物の志向性を表現するために使われることを説く。その中で機能が統合的になり、下位システムをまとめるものとして気づきがあり、その複雑性により時間的に遅行してきたものが意識であると見る。志向性は予測を内在する。

  • y1

    難しく、書かれている事の数分の一も分かっていないと思うけど楽しげな内容であることがわかる。人間の適応能力が社会性を生み出す。無意識のうちに何かを無から何かしら最短経路で結びだす。ベイスン、カオス、わくわくするような言葉がいっぱい。

  • ABCsaitoDEF

    ロボトミーを開発した精神科医として知られるフリーマン氏の一冊。医学・科学的知識から心とは何かを知りたくて読んだが、そこには唯物論や実存主義など哲学的な思考の柱の説明が序論で始まり難解であった。ただし著者の主張する志向性の重要性については理解できる部分もあった。特に意識はニューロダイナミクスの産物であることや、カオス的ダイナミクスこそが自己の外的世界への適応を実現していること、ニューロン間のループのゲインの増減が興奮や抑制の源であるとの知見は興味深かった。もう一度言う、難解。比喩も難解。

  • こう

    話題はとても面白いのに、非常に読みづらいです。意味の広い言葉を定義せずに使っていたり、何だか日本語としておかしい所があったり。そして何よりも、論敵を否定する文章をそこかしこに差しこむせいで話があっちこっちに行ってとてもついていけない。思うにこの本は、世の中に広く読んでもらって知識を広めようというものじゃなくて、著者が言いたいことを言うだけの本なんじゃなかろうか。まあ、全部自分が門外漢で正しく読めていないが故の不満かもしれないので、専門知識のある方が読んだらどう思うのかは気になります。

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