基本情報
ISBN 10 : 4168130606
内容詳細
ヨーロッパ中世に花開き、大聖堂で頂点を極めた「ゴシック美術」はどのように産み出されたのか?ドイツを代表する美術史家が、芸術を創造する人類の根本的衝動にまで遡り、ゴシックの内奥に潜む情念を鮮やかに描き出す。『抽象と感情移入』に続く主著。
目次 : 美学および芸術論/ 人間心理学としての芸術学/ 原始人/ 古典人/ 東方人/ 初期北方的装飾における潜在ゴシック性/ 北方的な線の無窮の旋律/ 動物装飾からホルバインまで/ ゴシックの表現世界における超越主義/ 北方的宗教心〔ほか〕
【著者紹介】
ウィルヘルム・ヴォリンガー : ドイツの美術史家。1881年、ドイツのアーヘンに生まれる。ベルン大学、ボン大学の講師を経て、1928年、ケーニヒスベルク大学の教授に就任。1946年からはハレ大学教授。アロイス・リーグルの「芸術意志」の概念を発展させ、美術史学に新たな地平を切り拓いた。1908年、『抽象と感情移入』を刊行。「抽象」と「感情移入」という対概念によって、芸術の生成に迫ったこの書物は、表現主義をはじめ、同時代の芸術家に大きな影響を与えた。1965年没
中野勇 : 1897年、東京生まれ。1926年に東京帝国大学文学部美学美術史学科を卒業。東京帝大助手、国際文化振興会調査部長、龍村織物研究所所員、多摩美術大学講師などを経て、1951年、東京学芸大学教授に就任。美術史方法論の研究に力を注いだ。1961年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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人物・団体紹介
ウィルヘルム・ヴォリンガー
ドイツの美術史家。1881年、ドイツのアーヘンに生まれる。ベルン大学、ボン大学の講師を経て、1928年、ケーニヒスベルク大学の教授に就任。1946年からはハレ大学教授。アロイス・リーグルの「芸術意志」の概念を発展させ、美術史学に新たな地平を切り拓いた。1908年、『抽象と感情移入』を刊行。「抽象」と
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