ウィルキー・コリンズ

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ヴィクトリア朝怪異譚

ウィルキー・コリンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784861827112
ISBN 10 : 4861827116
フォーマット
出版社
発行年月
2018年08月
日本
追加情報
:
344p;20

内容詳細

イタリアで客死した叔父の亡骸を捜す青年、予知能力と読心能力を持つ男の生涯、先々代の当主の亡霊に死を予告された男、養女への遺言状を隠したまま落命した老貴婦人の苦悩。日本への紹介が少なく、読み応えのある中篇幽霊物語四作品を精選して集成!

【著者紹介】
ウィルキー・コリンズ : 1824年ロンドン生まれ。法律家修業を経て、20代後半から作家活動に入る。30代半ばで発表した『白衣の女』によって一躍脚光を浴び、1860年代に大流行したセンセーション小説の礎を築いた。1889年没

ジョージ・エリオット : 1819年イングランド中部ウォリック州生まれ。本名メアリ・アン・エヴァンズ。神学書の翻訳や評論活動を経て30代後半から創作活動に入り、『アダム・ビード』で成功を収めた後、『フロス河の水車場』や『ミドルマーチ』など、英文学史上に残る傑作を次々に発表した。邦訳も多数。1880年没

メアリ・エリザベス・ブラッドン : 1835年ロンドン生まれ。一家を養うため、17歳からの約8年間、旅回りの劇団で舞台に立つ。1860年から文筆活動を開始。翌年に連載が始まった『レイディ・オードリーの秘密』のヒットにより、コリンズらと共にセンセーション小説の流行を支え、その後80作以上の小説を発表した。1915年没

マーガレット・オリファント : 1828年エディンバラ郊外に生まれる。21歳の時に作家デビューし、以後90作以上の小説を発表する。「カーリングフォード年代記」と総称される一連の作品が有名だが、50歳を過ぎてから書き始めた超自然物語にも優れた作品が多く、‘The Open Door’は江戸川乱歩によって高く評価された。1897年没

三馬志伸 : 1959年千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学(文学修士)。玉川大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 紅はこべ さん

    4篇とも難解ではないが、読むのに芯が疲れる作品ばかりであった。ヴィクトリア朝というのは偏執的な時代であったのか。「狂気のマンクトン」や「剥がれたベール」はそう思わせる。4編の中で、「老貴婦人」だけはハッピーエンディングと受け取っていいのだろうか。幽霊譚で、ここまで死者の心理を細かく描写した作品はあまりない。死後の世界の描き方もユニークだった。「クライトン・アビー」のジュリアはヒロインとして印象的。

  • 優希 さん

    面白かったです。ヴィクトリア朝にもたらされた怪異譚ということで、妖しくも美しい物語が繰り広げられていました。不可解な現象に合理的な図を見せようとしているようですが、それが難解なのが魅力といえるでしょう。奇怪な美を楽しめる1冊です。

  • コットン さん

    sinさんの【日本の夏は、やっぱり怪談】〈其の二・洋編〉イベント参加。 ヴィクトリア朝の中編4編。『狂気のクトン』:遺伝性の狂気に祟られた青年がじわりじわりと病んでくる辺りが読み所。『剥がされたベール』:テレパスである私でも唯一テレパシーが効かないファム・ファタール的な女性と兄が婚約するとまもなく兄が死に弟の私との結婚が決まる。それから…。等 ラファエル前派の表紙絵も雰囲気がある。

  • NAO さん

    ウィルキー・コリンズ『狂気のマンクトン』ジョージ・エリオット『剥がれたベール』メアリ・エリザベス・ブラッドン『クライトン・アビー』マーガレット・オリファント『老貴婦人』。ヴィクトリア朝は科学が急速に発達した時代で、知識人たちもそういったことに関心が深く、エリオットの夫ルイスもまた科学に深い関心を寄せていたといい、当時はゴシック・ホラーの全盛期でもあったことから、リアリズム作家のジョージ・エリオットまでもがこういった話を書いているのが興味深い。

  • 星落秋風五丈原 さん

    ウィルキー・コリンズ『狂気のマンクトン』で情報を求める「私」に嗅ぎタバコを狙う僧の口調が『白衣の女』のぺスカ教授を彷彿とさせる。ホラー作品にしてこの口調の軽さ!ウィルキー・コリンズ、コメディアディラルテ好きなのかなメアリ・エリザベス・ブラッドン『クライトン・アビー』館のイメージはまんまダウントンアビー。気位が高くて婚約者に素直になれないお嬢様まで登場するんですよ、メアリー様だ!

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1824年ロンドン生まれ。法律家修業を経て、20代後半から作家活動に入る。30代半ばで発表した『白衣の女』によって一躍脚光を浴び、1860年代に大流行したセンセーション小説の礎を築いた。1889年没

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