ロンドン幽霊譚傑作集 創元推理文庫

ウィルキー・コリンズ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784488584085
ISBN 10 : 448858408X
フォーマット
出版社
発行年月
2024年02月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
400p;15

内容詳細

大英帝国が文化・産業ともに輝かしい発展を遂げたヴィクトリア朝は、シャーロック・ホームズが活躍した、そして切り裂きジャックが暗躍した近代的犯罪の黎明期でもあった。その中心となったのは生者と死者が行き交う魔都ロンドンである――『月長石』のウィルキー・コリンズが描く、若くして夫を失った美貌の女性を巡る霊的愛憎譚「ザント夫人と幽霊」ほか、ケンジントン公園からロイヤル・オペラ・ハウスなどを舞台とした13のゴースト・ストーリー。本邦初訳作品多数。

【著者紹介】
夏来健次 : 1954年新潟県生まれ。主な訳書にスティーヴンスン『ジキル博士とハイド氏』、ホジスン『幽霊狩人カーナッキの事件簿』、レノルズ 『人狼ヴァグナー』、編書に 『英国クリスマス幽霊譚傑作集』、共編書に『吸血鬼ラスヴァン』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 星落秋風五丈原 さん

    ウィルキー・コリンズ「ザント夫人と幽霊 」 ケンジントン公園で遊んでいた娘ルーシーといたレイバーン氏は、娘から「おかしな女の人がいる」と言われる。気になってついていくと、彼女ザント夫人は義兄と一緒に暮らしていた。家政婦から義兄はザント夫人と結婚したがっていると聞いたレイバーン氏は彼女の事が気になって。半ばラブストーリーですね。娘ルーシーが素直で可愛い。ダイナ・マリア・クレイク「C─ストリートの旅籠」三人称小説だが、すぐにドロシー・マッカーサー夫人の語りになる。

  • くさてる さん

    19世紀ヴィクトリア朝ロンドンを舞台にした幽霊譚アンソロジー。というわけで古臭い話が多いのかなーと覚悟してたのだけど冒頭の「ザント夫人と幽霊」から先がとにかく気になるリーダビリティでぐいぐい読まされ、他の作品も粒ぞろいでしっかり楽しめました。ふたりの女性の書簡体で語られる「事実を、事実のすべてを、なによりも事実を」がベストですが、どの作品もそれぞれに読みどころがあって良かったです。

  • ふるい さん

    ヴィクトリア朝ロンドンを舞台とした雰囲気たっぷりの怪談を楽しめる一冊。「シャーロット・クレイの幽霊」「ハートフォード・オドンネルの凶兆」「黒檀の額縁」あたりが好み。訳者あとがきでも触れられていたが、男から非道な扱いを受けた女性が幽霊となって復讐する、といった筋書きの作品が多く見受けられる。

  • timeturner さん

    『幻想と怪奇14 ロンドン怪奇小説傑作選』の姉妹編みたい。ロンドンを背景にした話はまだたくさんありそうだから、汎出版社的企画にならないかな。ヴィクトリア朝に生きた女性たちが耐えなければならなかった様々な不幸や理不尽が浮き上がってくる話が多い中で、気位が高く我儘いっぱいの少女幽霊が出てくる「令嬢キティー」が痛快だった。ユニークな幽霊界の掟という設定も面白い。

  • まぬけのまりこ さん

    冷やりとした幻想的な幽霊譚。ホラー感はない。ままならぬ女性の歎きとロマンスが多い印象。幽霊との肉弾戦とは。会えたら満足か。石に噛み付く打ち首を思い出す。幽霊を信じているから怖くない。愛しい人が蘇っていたらどうなっていたのか。などなど。怪談と矛盾するが、最後のキティー嬢が明るくて好き。でもこれも浮気のような。

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人物・団体紹介

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ウィルキー・コリンズ

1824年ロンドン生まれ。法律家修業を経て、20代後半から作家活動に入る。30代半ばで発表した『白衣の女』によって一躍脚光を浴び、1860年代に大流行したセンセーション小説の礎を築いた。1889年没

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