ウィリアム・バーンスタイン

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交易の世界史 シュメールから現代まで 下 ちくま学芸文庫

ウィリアム・バーンスタイン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480099372
ISBN 10 : 4480099379
フォーマット
出版社
発行年月
2019年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
鬼澤忍 ,  
追加情報
:
400p;15

内容詳細

交易は人類そのものを映し出す鏡である。圧倒的な繁栄をもたらし、同時に数多の軋轢と衝突を引き起こしてきたその歴史を圧巻のスケールで描き出す。

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • skunk_c さん

    下巻はコロンブス以降現代まで。オランダとイギリスの東インド会社の丁々発止など、期待通りの面白さ。だが、リカードの比較生産費説が登場するあたりから、ちょっと本筋を外れてしまったようだ。もちろん実際の交易の歴史と、国際貿易理論はコインの裏表ではあるのだが、近代の貿易理論が「国家」を単位に組み立てられているのに対し、実際の交易は国家が単位とはなっていないため、色々と齟齬を感じるのだ。また19世紀の植民地支配、さらには20世紀の東アジア(特に日本)がすっぽりと抜け落ちている。アメリカの学者が書いた欧米中心史だな。

  • ゲオルギオ・ハーン さん

    下巻は貿易範囲、取扱量・種類の拡大もあり欧米を中心に幅広くカバーしている。『技術革新や貿易範囲の拡大は近年急速に進んだものではなく、古代からの積み重ねである』という本書のテーマがよく分かりました。技術の変化についても手を抜かず、調べて概要を書いているので読みやすかった。段々と歴史学から国際経済学といった内容に移り変わっているのも著者ならではだと思いました。広く浅くカバーという感じなので気になるところは他の本などで調べていきたいと思います。

  • Shin さん

    上巻からしばらく間が空いてしまったけど、下巻も変わらず面白かった。大航海時代から東インド会社の時代となり、交易は組織化され、その過程で奴隷貿易などの悲劇を起こしてきた。それでもなお、グローバリゼーションの流れは止まることなく、自由貿易vs保護主義のこんにちまで続く論争を繰り返しながら世界の隅々までをネットワークに取り込んできた。そのマクロな歴史を概観すると、コロナウィルスだったりBLM運動だったり炭素関税だったりといった現代的テーマも、それぞれの意味合いが深く理解できる気がする。

  • ta_chanko さん

    原則的に、自由貿易は地域内格差を拡大させ、途上国を豊かにし、先進国の成長率を低下させる。個人個人で見ればエレファント・ノーズのグラフが示すように、先進国と途上国の富裕層・途上国の中間層が豊かになり、先進国の中間層以下は貧しくなる。自由貿易=グローバル化により既得権益を脅かされる人々は、いつの時代も保護貿易を求める。でも実際には関税を高めるよりも、失業者などへの補償を手厚くした方がコストはかからない。意外にも保護貿易の時代の方が、各国の経済は成長していた。米中貿易戦争の行方はいかに?

  • akiakki さん

    「銭躍る東シナ海 貨幣と贅沢の一五~一六世紀」の続きが気になり再読。イギリス貿易商にとって香辛料貿易はオランダ東インド会社に抑えられ、綿は産業革命によって輸入品から輸出品となった。そこで中国の茶・磁器・穀物にターゲットを移す。当時の清朝は輸出する物はあっても、輸入したいものはなかった。相変わらず高額決済手段としての銀の需要はあったので重商主義的な貿易となりこれがイギリスの重商主義とバッティングする。イギリスが輸出可能なのは当時は嗜好品や簡易医療薬のアヘンだったと。

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