ウィリアム・シェイクスピア

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恋の骨折り損 シェイクスピア全集 16 ちくま文庫

ウィリアム・シェイクスピア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480033161
ISBN 10 : 4480033165
フォーマット
出版社
発行年月
2008年05月
日本
追加情報
:
15cm,223p

内容詳細

ナヴァール王国(現在のスペイン東北部)の若き王ファーディナンドは、宮廷を学問芸術の華たるアカデミーにしようと決意し、3人の青年貴族とともに女性との交際を絶ち学問に励む誓約を立てる。ところがその直後、フランス王女が3人の美しい侍女を引き連れて外交使節として到着する。4人の若者は4人の美女にそれぞれ恋心を抱くのだが…。小気味よい恋愛劇。

【著者紹介】
W.シェイクスピア : 1564‐1616。イギリスの劇作家・詩人。悲劇喜劇史劇をふくむ36編の脚本と154編からなる14行詩(ソネット)を書いた。その作品の言語的豊かさ、演劇的世界観・人間像は現代においてもなお、魅力を放ち続けている

松岡和子 : 1942年、旧満州新京生まれ。東京女子大学英文科卒業。東京大学大学院修士課程修了。翻訳家・演劇評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ケイ さん

    言葉と言葉の応酬。自らが話している言葉に陶酔して大言壮語。言葉尻を捉え突っ込む。素直にとらえず言葉を返す。それぞれの独白も長く、機知に飛んでいる。これらの言葉たちは、本来舞台で語られるもの。文字では興奮を伝えきれないのが、捉えきれないのが少し残念だ。王様と側近の貴族3人。王女と侍女3人。女性たちが身分をこえて、相手から語られた言葉や贈り物を話し合う場面が楽しい。一番の役者はビローンだろう。彼があきれて周りを窘めるように言っていた事が一番的を得ていた。こういう人が一人いるのがキモだな。

  • KAZOO さん

    シェイクスピアの比較的初期の恋愛喜劇だそうです。読んでいると松岡さんがかなり苦労してセリフを訳されているのがよくわかるような気がします。シェイクスピアはモデルをもとにして書くのが常といわれているようですが、彼にしてはこれは自由にかいたということで筆が踊っている感じがします。楽しめました。

  • Gotoran さん

    学芸に打ち込むために女生との禁欲を誓ったはずのナヴァール王とその側近達であったが、美しいフランス王女と侍女達を見た途端、王は王女に側近達は侍女達に一目ぼれ、彼等は彼女等に散々からかわれてしまうという恋愛喜劇。掟破りのラヴレターの発覚、奇妙なスペイン人、学校教師、道化達を巻込んでのドタバタ求愛模様が繰り広げられる。アップテンポで小気味良い台詞の数々、熱に浮かされたような言葉遊びの連続に圧倒されたシェイクスピア初期作品を満喫した。韻を踏む原題『Love's Labour's Lost』は流石。

  • 優希 さん

    言葉遊びがメインの楽しい喜劇でした。誓約と誓約破りの話なんですね。ナヴァール王国の若き王・ファーディナンドが宮廷を華やかなアカデミーにするために3人の青年貴族と共に女性との交際を絶ち、学問に励むという誓約と立てた束の間の出来事が面白かったです。美しい侍女を引き連れて訪れたフランス王女。4人の若者はそれぞれ4人の美女に恋してしまうのだからツッコミを入れたくなります。いかにもドタバタしたお芝居仕立ての話ですが笑えます。恋愛成就ではなく、恋愛延期という終わり方が一癖ありますね。

  • うた さん

    惚れたが負けよとはよくいうが、ヴェニスの商人よろしく女性が恋に恋した男性を手玉にとる話。男性も女性もお互いのことをわかっているようでわかっていなく、そのズレの面白さが古今劇や小説になってきた理由なんでしょうね。シェイクスピアは女嫌いとか言われるけれど、意外と男女平等に手厳しいのです笑。

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