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マクベス

William Shakespeare

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784003220528
ISBN 10 : 4003220528
Format
Books
Publisher
Release Date
September/1997
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

11世紀スコットランドの勇敢な武将マクベスは、魔女の暗示にかかり王ダンカンを殺し、悪夢の世界へ引きずり込まれてゆく。シェイクスピア(1564‐1616)は、1600年に36歳で『ハムレット』を書いた後、40歳で『オセロー』、41歳で『リア王』、42歳で『マクベス』と、立て続けに四大悲劇を書いた。作者最盛期の作品である。

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • ハイク

    黒沢明の「蜘蛛巣城」はマクベスを日本の戦国時代を背景にした映画と聞く。スコットランド王ダンカンの部下で戦に勝利し3人の魔女と出会った。魔女はマクベスはコーダーの領主となり、やがて王になると予言した。予言の通りコーダーの領主となり、やがて王になるであろうと思った。ダンカン王はあるときマクベスの城に宿泊した。このときマクベスは妻と共謀して王を暗殺した。マクベスは予言の通り国王となったが、やがて妻は夢遊病に冒され死ぬ。マクベスも殺されるというストーリーだ。力ある者は権力に憧れ同時に権力により滅んでいくのである。

  • こばまり

    積年積読を解消。マクベスってこういう話だったのか。スコットランドの話だったのか。有史以来女はそそのかし、男はそそのかされる生き物か。それがうまくいったらあげまんか。木下順二は夕鶴の人だ。気付き多く脳が活性化されるひとときだった。

  • みつ

    先に読んだツヴァイクの『メリー・スチュアート』で、『マクベス』が「意識的にせよ無意識的にせよ、メリー・スチュアート劇」の雰囲気から創られたものである」、「この相似、このおどろくほどのアナロジー」、「この作品のなかに、メリー・スチュアートの生活悲劇があるていど圧縮昇華していると考えることはできないだろうか」(p302〜303)との興味ある記載があり、久々に読み直す。訳者木下順二の別著書の引用が解説になっており、極めて詳細な内容。これを読んで改めて戯曲に戻ることでツヴァイクの言わんとすることも朧げながら理解。

  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    再読です。魔女の予言が悲劇を生み出しますが欲に駆られて良心を殺したマクベス夫人が凄まじいです。最初は主殺しを躊躇い、慄いていたマクベスも妻の言葉に唆され、亡霊に付き纏われ、己の悪心を象徴する幻影に誘惑されて悪徳の狂気に陥っていく描写が素晴らしいです。しかし、マクベス夫人も結局は悪女に徹しきらなかったことには個人的にはがっかりしました。再読するとこの本の台詞が後世に現れた本たちに多大な影響を与えたことに驚きます。

  • tokko

    物語自体は(わりと)単純なんだけれど、マクベスの焦り、不安が狂気へと導かれてゆくその過程がすごくいい。「マクベスが王となる」という魔女の言葉が真実ならば、「バンクォーの子孫が王となる」という言葉も現実となるはず…この信じたいけれど信じたくない魔女の言葉が呪いとなってマクベスを苦しめていく。ダンカン王を殺して王になったことで心の安らぎを失い、帝王切開で生まれたマクダフを女から生まれた男でないと悟る…まるで死の中に安らぎを求めるかのように。四大悲劇の中では僕は1番好きだなぁ。

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