ウィリアム・シェイクスピア

人物・団体ページへ

ハムレット 新潮文庫

ウィリアム・シェイクスピア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784102020036
ISBN 10 : 4102020039
フォーマット
出版社
発行年月
2010年10月
日本
追加情報
:
16cm,284p

内容詳細

城に現われた父王の亡霊から、その死因が叔父の計略によるものであるという事実を告げられたデンマークの王子ハムレットは、固い復讐を誓う。道徳的で内向的な彼は、日夜狂気を装い懐疑の憂悶に悩みつつ、ついに復讐を遂げるが自らも毒刃に倒れる―。恋人の変貌に狂死する美しいオフィーリアとの悲恋を織りこみ、数々の名セリフを残したシェイクスピア悲劇の最高傑作である。

【著者紹介】
ウィリアム・シェイクスピア : 1564‐1616。ストラトフォード・オン・エイヴォンに生る。20歳頃出郷、初めロンドンで役者、後に座付作者として活躍。約37編の史劇・悲劇・喜劇を創作。詩作にも秀で、エリザベス朝ルネサンス文学の巨星となる。47歳で突如隠退、余生を故郷で送った

福田恒存 : 1912‐1994。東京生れ。東大英文科卒。評論・翻訳・劇作・演出の各分野で精力的に活躍。芸術院会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ヴェネツィア さん

    これは本質的にはセリフによって構成されて行く心理劇だろう。もっとも、先王の亡霊が現れたり、劇中劇の趣向が組まれたり、また作品中にシェークスピア自身の演劇論が開示されたりと、注目すべき点も多い。一気呵成に展開する終幕は、観客や読者の予想をさえ超えるスピードを持ち、悲劇としての収斂性も高い。一方、劇の本筋からは傍流に位置するオフィーリアの死は、あまりに不条理であり、こうしたところなども、この劇が一筋縄では解釈できないところか。なお、舞台で見るのもいいのだが、戯曲として読む方が自由に想像を拡げらるかも知れない。

  • 紅はこべ さん

    前から思っていたんだけど、この作品のヒロインってオフィーリアなのかな。出番はそんなに多くないし(台詞は印象的だけど)、途中で死んじゃうし、しかもその死は舞台上で演じられず、ガートルードによって語られるだけだし、ガートルードの方がヒロインっぽい。ガートルードがあっさり再婚したのは、宮廷での主役の座を息子の妃になる女に譲りたくなかったからでは?

  • zero1 さん

    人がいる所に復讐あり。「お気に召すまま」にあるように人はすべて俳優で、この世という舞台で演じている。あなたも、私も。デンマークの王子ハムレットも本来の自分と演技する自分という【二重の生】は同じ。父親である前の王の亡霊が城に出た。毒殺されたと訴える亡霊。この時からハムレットは復讐の鬼に。オフィーリアとの恋や終盤の対決。「行け、尼寺へ」と何故言ったか?毒殺を知りハムレットは悩んでいた。自分は生きるべきか否かを(後述)。時代で人は劣化せず、核になる部分は現代も同じ。何度目かの再読だが読む度に発見がある秀作。

  • こーた さん

    読むのはおろか、劇さえ観たことのないシェイクスピア(黒澤映画など翻案に触れたことはあるけれど)。『ハムレット』はかの有名な台詞「生か死か、それが疑問だ」くらいしか知らなかったけど、なるほどこんなお話だったのね。霊に取り憑かれて復讐を企てるさまは怪談めいて、また血縁にまつわる権力闘争(?)は金田一耕助もかくやとおもわせるミステリ仕立てだ。かとおもえば突然劇中劇がはじまり演劇論を展開し、また明らかにふざけているとしかおもえない言葉遊びで笑わせたりと飽きない。戯曲は演じてこそでもある。いつか演劇でも観てみたい。

  • ehirano1 さん

    実は十数年ぶりの再読。本作は復讐悲劇。絶え間ない悲劇に次ぐ悲劇に呆然となりながらもページを捲る手は止まりません。このような中にあってハムレットは怯むことなく悲劇に相対し、その姿にはある種の感銘を受けました。おそらく何度も「To be or not to be」と自問自答の連続だったと思います。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

ウィリアム・シェイクスピアに関連するトピックス

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品