ウィリアム・シェイクスピア

人物・団体ページへ

アテネのタイモン シェイクスピア全集 29 ちくま文庫

ウィリアム・シェイクスピア

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784480045294
ISBN 10 : 4480045295
フォーマット
出版社
発行年月
2017年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
208p;15

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ケイ さん

    リア王しかり、タイモンは自業自得だろう。金目当てに彼に群がる人達が勿論悪いのだが、聴くべき忠告に耳を傾けず、正しい隣人が分かったあとも感謝せずに勝手に世捨て人になっている。アルシバイアディーズのように物を見れないものか。と、読んでしまえば身も蓋もないので、哲学のギリシャから学んでみようとすれば「友人は気前の良さからは生まれない、真の友は苦言を呈する人」というところか。頭では分かっていても、実生活にあてはめてみるのは難しい。

  • YO))) さん

    「金の切れ目が縁の切れ目」をエクストリームに寓話化した話しで、後半人間不信に陥ったタイモンが人類をディスり尽くす罵倒台詞のダーティなグルーヴが凄い。しかし元を辿れば、金持ちの間は見境なく湯水の様に使うわ、森に引きこもってからは見つけた金貨を誰彼かまわずくれてやるわで、タイモンが最後までお金の価値について寸毫も学ばないのが痛く、そんなことでは、友情と追従を(極めて難しいとは言い条)峻別できるはずもなかろうと思った。

  • 鐵太郎 さん

    舞台となるのは古代のアテネですが、むろんエリザベス朝に生きたシェイクスピアの「こんなモンだとみんな思ってるからいいんじゃない」的な世界。権勢並ぶ者なき大富豪にして鷹揚で気前がいいタイモンの物語。彼がいつの間にか財産を全部使い尽くし借金まみれに没落し、それまで彼をチヤホヤしていた友人たちが手の平を返してしまったことがメインなのですが、タイモンの狂乱ぶりがなんとなく不自然に思えます。リヤ王が下敷きになっているらしいけれど、あちらは元々猜疑心の強い傲慢な人であり、タイモンは少なくとも最初は「いい人」なのでねぇ。

  • 歩月るな さん

    やっと最新作に追いつきました。ミザントロープ・タイモンはそれまで嘲笑の対象として描かれるのが一般だったが、それに思想性と悲劇的な深みを与えたのがシェイクスピアの独自なところ」解説によるとそうなんですって。『クリスマス・キャロル』も穿った見方ができる様になる。だがまあ我々は『杜子春』を読まされているのだし地獄に落ちたら『蜘蛛の糸』もある。「瑞々しい処女たちよ、今すぐ男どもの公衆便所に変わってしまえ」などタイモンの呪詛は流石の現代的な表現。「無謀な断罪」へと走るタイモンのセリフは、だからこそ、実に清々しい。

  • ヴィオラ さん

    「淡い焔(青白い炎)読書会」の副読本として。 「最後の晩餐」絡みの記述もあるとおり、これは「裏切り」の物語か? 誰かの何かを掠め取ってしまう事、その何かが物理的なものに限らないってことに、思いが至らない人が多すぎる(自戒も込めて なんか纏まりがなくて、未完ではないか?という説にも自然にうなずけた

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

ウィリアム・シェイクスピア

1564年、イギリス中部のストラットフォードで、商業を営む父と旧家出身の母との間の第三子として生まれる。82年、18歳で8歳年長のアン・ハサウェイと結婚、一男二女をもうける。故郷をはなれ、やがてロンドンで詩人・劇作家として幸運なスタートを切る。94年、新しく組織された劇団「宮内大臣一座」の幹部座員と

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品