MONKEY vol.24 特集 イッセー・シェークスピア

イッセー尾形

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784884185626
ISBN 10 : 4884185625
フォーマット
発行年月
2021年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
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追加情報
:
192p;26

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読書メーターレビュー

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  • buchipanda3 さん

    「シェークスピアは黙読で読んでも音楽が生まれる」。今号はダブル「リア王」を掲載。柴田さんの新訳とイッセー尾形さんのカバー作をたっぷりと楽しめた。挿絵の人形(イッセー作)も表情豊かでお見事。物語ではテンポ良く進む展開にグイグイと引き摺り込まれた。シェークスピアを読むと悲劇でも人間の滑稽ぶりが印象に残る。むしろ悲劇だからこそ。その様を俯瞰的に示す阿呆(道化)の存在がいい。人は客席から見てようやく自分らの振舞いに気付く。でも舞台上の者は嵐の中へ。老いの物語。それでもイッセーさんの物語では老いの先に希望が見えた。

  • nobi さん

    柴田初シェークスピア訳「リア王」だけでも十分なのに、イッセーとの対談、彼の「リア・アゲイン」等充実。どれも魔力的。「リア王」は、王族達の慇懃ぶっていたであろう言い回しが、現代風の訳で幾分削がれる感じはしても、一人一人の声が聞こえてくる。これほどまでに人は狡猾で冷酷になることができるものか。反面、失意の中で凛々しい言葉を発するリア王やエドガーがいる。それらがダイナミックに絡む。「別次元の言語世界」と「世俗の言葉」の対比、「言葉と沈黙」等、はっとする指摘の多い懐深い対談。色んな演出での「リア王」観劇した気分。

  • kazi さん

    センスのいい内容で面白かったです。紙面の大半を持って行ったのは、柴田元幸翻訳によるシェイクスピアの「リア王」と、イッセー尾形さんがリミックスした「リア・アゲイン」。戯曲を読むのが苦手なのでシェイクスピアはこれまで読まずにきたのですが、思いのほか面白くてびっくりした。元々、グローブ座はロンドンのいかがわしい地区にあったらしく、シェイクスピアの劇も大衆向けに広く公開されていたものなので面白くて当然なのかも。誰もが入り込めるわかりやすさがありつつ、途轍もなく深い所もある。それってメッチャカッコいいやん?

  • tokko さん

    柴田先生の翻訳で「リア王」が読めるなんてとても嬉しいですね。今まで「リア王」は野島訳(岩波文庫)と安西徹雄さんの訳(光文社)で読んだけれど、柴田先生はいったいどんな訳し方をするのか楽しみながら読めました。特に「リア王」は道化(阿呆)とエドガー、ケントあたりが読んでいて気になるところですよね。この勢いで他のシェイクスピアも訳してもらえないでしょうか(笑)あと西川美和さんの「孤島の春」もいいですね。西川さんのは連載のようですが長編なのでしょうか。村上さんの対談もよかったし、もう次の10月まで待てません。

  • のりまき さん

    『リア王』を新訳で読める幸せ。楽しかった。ってまともに読んだのは初めてだったのだけれど。マシュー・シャープの短編も良かった。村上春樹と柴田の対談も良い。

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