『シャロウ・グレイブ』『トレインスポッティング』『スラムドッグ$ミリオネア』『127時間』等で知られるダニー・ボイルが監督。 コメディタッチでダニー・ボイル監督作品ということを忘れそうになるが、秘密を知っている三人などは『シャロウ・グレイブ』と共通しているとも言えそう。

映画「イエスタデイ」を観ました。 非常に面白かったです！是非観て欲しい！ 前日にアン・ハサウェイ主演(＆プロデュース？)の「ブルックリンの恋人たち(One Song)」を観たのだが、ラブストーリーなのだが話の基盤に弟が交通事故で昏睡状態という設定があるので、全体的に暗い雰囲気で、またオシャレで大人の恋といえばその通りだが、要は弟が交通事故で昏睡状態→弟がファンだったミュージシャンに会いに行きイチャイチャする→弟目覚める→住む世界が違うので別れる、というワンナイトラブ的な見方によっては軽い話でもあり、まあそこまで心揺さぶるものはなかった(弟目覚めて良かった良かった笑)のに対して、「イエスタデイ」の方はストーリーも「主人公以外ビートルズを知らない世界」という壮大な設定が三流と思いきやヤッパリキャッチーだし、何よりビートルズの歌が最高！設定こそ突拍子もないが、ストーリーは至って期待通りでシンプルなので余計にビートルズの楽曲の良さが引き立ってました！あとは映像もスタイリッシュで臨場感がありグッド！ 結論：ビートルズ最高♪ 痺れたシーンは本物のエド・シーラン(本人役)と即興作曲対決で主人公がビートルズの曲(ワインディング・ロードだったかな？)でフルボッコしたところ！

コアなファブマニアには物足りないかもですが、ビートルズ入門編として、または洋楽を聴き始めた中学生への必須科目として勧めたい良作ですね。みんなで肩組んで大合唱したくなること請け合いの、気持ちの良い作品です。

煮え切らない映画　　 監督がトレインスポッティング」「スラムドッグ＄ミリオネア」のダニー・ボイルなので、主役はインド系、そしてやたらブリットポップの小ネタが出てきます　　 　その主役がインド系とか、謎めいた部分とか、何か意味があるのかな？と思って見ていたらそのままなんとなく終わってしまうので、脳内で補完するしかないようで、その点で煮え切らない映画だと思いました　　 設定的には自分だけが有利な情報を持っている異世界転生映画なのですが、さすがにそこで満足して俺TUEEEにはならないのでした　　 身もふたもないことを言うと、今は「ビートルズの曲があれば無双できるに決まってる」と無条件で納得できる時代ではないのかもしれません　　　　 何も考えずに異世界転生映画としてみれば楽しい映画で、それができない人には色々と考察できて楽しい映画ではないでしょうか

もしも世界からビートルズの存在、記憶が消えたら・・・。 そんな荒唐無稽な始まりからのサクセスストーリー（途中でエド・シーランが自身の役で出演）は観ていて気持ち良い。