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007 / 薔薇と拳銃

イアン・フレミング

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784488138073
ISBN 10 : 4488138071
Format
Books
Publisher
Release Date
June/2007
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

英国秘密情報部の腕利き、007ことジェームズ・ボンド。祖国の平和と安寧のため、世界を股にかけ危険な任務を遂行する。パリ郊外の森に隠れ潜むソ連の情報機関を破壊する「薔薇と拳銃」、ジャマイカで荘園主夫妻を殺害したナチの残党を暗殺する「読後焼却すべし」、水の都ベニスで麻薬密輸ルートを追う「危険」ほか、「珍魚ヒルデブランド」「ナッソーの夜」の、短編5編を収録。

【著者紹介】
井上一夫 : 1923年4月生まれ。1947年、慶應義塾大学哲学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

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  • 藤月はな(灯れ松明の火)

    イアン・フレミング版は男尊女卑が目立っていて嫌味なんだよな。「読後償却すべし」はナチスが南米に亡命した事実に罰を決定する者が殺された身内だとした場合の重みが伸し掛かる。「珍魚ヒルデブランド」はボンドが驚愕したけど、女としては当たり前じゃない?そして人生の「慰藉の法則」が語られる「ナッソーの夜」が特に印象深い。例え、肉親であれ、兄弟であれ、自尊心の慰藉の限界を超えれば、残酷な手段での復讐対象になりうる事は、今も消えない父への蟠りから時々、父にはかつて彼が私にした手段で接する事がある私には痛い程、突き刺さる。

  • bianca

    5つの短編集。2007年発刊の新版なので、古さが気にならない。007としての仕事は前半3編。「珍魚ヒルデブランド」「ナッソーの夜」は何となくシャーロック・ホームズにありそうな異色エピソードで意外。ただ全編美女が出てきてボンドがヤキモキしているしているので、そこはやっぱり007!「ナッソーの夜」は映画『慰めの報酬』の原作とのことだが、一体どの部分が使われているのか分からず…。映画再鑑賞予定。スパイとして誰よりもスリリングな毎日を送っていると自負するボンドも、他人の裏の顔には度々度肝を抜かれているようだ。

  • 夜長月🌙新潮部

    「ジョーカー・ゲームの謎」に「薔薇と拳銃」が納められていると聞いて読んでみました。柳広司さんのお気に入りのようです。007シリーズお約束の「美女とのロマンス」「軽快なアクション」も盛り込まれていますがやはり「ジョーカー・ゲーム」の面白味にはかないません。

  • くさてる

    再読。しかし何十年も前に読んだきりなので新鮮な気持ちで楽しめました。007シリーズとしては珍しい短篇集なのですが、どの短篇もボンドらしい。読み手を惹きつける物珍しい描写と美女、アクションと悲劇が揃っているのだけど、いちばんのお気に入りは「ナッソーの夜」。派手でスリリングな生活を送るボンドが、つかの間の休息の時間に出会った平凡な人々に感じる侮り。しかしそれはその普通の人々の抱えてきた葛藤を知ることによって変化する…という内容が、こういう視点があるからこそのボンドなのだなと思わされます。お薦め。

  • イロハニ

    007の短編集。冷戦時代をノスタルジックな背景として舞台ではパリ郊外、カリブから北米、伊ベニスと活劇が展開した。更に遙かインド洋沖での物語を読み進めたら、ここで作品のトーンが変わった。異彩を放つ一編が あった。バハマでの某夜、生真面目で退屈なと思しき現地高官が語る一つの人間ドラマ、これにはS・モームの『南海もの』系の世界に誘われたのかと錯覚した。各作品共、ハードボイルドの風合いを楽しめた、それは短編という作りがこの文体の緊密性を一層高めているからか?カリブ海の荘園庭先やインド洋の海中描写も美しく鮮やかだ。

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