アーシュラ・K・ル=グウィン

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帰還 ゲド戦記最後の書

アーシュラ・K・ル=グウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784001155297
ISBN 10 : 400115529X
フォーマット
出版社
発行年月
1993年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,348p
22cm,348p
22cm,348p

商品説明

無数の島々と海からなるアースシー(EARTHSEA)の世界で、並はずれた魔法の力をもつ男 ゲドが繰り広げる波瀾万丈の生涯を軸に、アースシー世界の光と闇を描く、壮大な物語。

内容詳細

平和と秩序を回復するために全力をだしきった大賢人ゲド.久々に故郷の島に帰った彼は,心身ともに衰えた一人の初老の男になっていた.彼が受け継いだ太古の魔法はどうなるのか.ゲドのその後は…….

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読書メーターレビュー

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  • 美紀ちゃん さん

    テナーの話。ゲドの強力な魔法や、華々しい活躍は見られない。逆に、ゲドやテナーが感じた屈辱は、読んでいて痛々しいほど。テナーは、ひとりの女ゴハとして、平穏な日々を送っていた。ふたりの子どもを育て上げ、夫を亡くした後は、ひとりで農園をきりまわしていた。テルーを育てることになったテナー。テルーには、竜を呼ぶ力があった。「初めて会った時からずっとあなたのこと、好きだったの。」とテナーがゲドに言うシーンが好き。

  • シュシュ さん

    男とは。女とは。力とは。そんなことを考えながら読んだ。様々な問題を含んでいるこの本は大人の本だと思う。子どもも自立して夫には先立たれた女テナー。かつては大賢人とよばれたが今は魔法の力も失った男ゲド。虐待された少女テハヌー。テナーが自分の息子に全く家事をさせてこなかったことを悔やむところには、とても共感した。私は、そこには気をつけて子育てをしたから。テナーがゲドにいう台詞がよかった。「あなたは初めて会ったときから男だった!武器や女が人を男にするんじゃない。魔法や、どんな力でもない。本人よ。その人自身よ」

  • みけ さん

    「めでたしめでたし」の後の物語…と思いながら読んでいたけど、むしろ始まりの物語の様だった。 全てを失い、傷付き内にこもるゲドと、やはり歳相応にいろんなものを失くしながらも地に足をつけ生きるテナー。定年退職後に気力を失い落ち込む私の父と、病を得てパートを辞めるも、きちんと生きようとする母にダブって見えた。テナーが「男は女に比べ屈辱に慣れていない」というが、母も父を評して同じ事を言っていたので驚いた。大賢人も一介のサラリーマンも、大巫女もパートのおばちゃんも同じなんだなと妙に感心した。

  • k16 さん

    20100920読了。 3巻に続き読んだものの、結構えぐいね。 子どもが読んでいいものかとも思えたり。 テナーのその後と力をなくしたゲドと・・テルーの物語。 女性視点で進んでいく感が。 しかし終わりが結構唐突な気もする。

  • 鮎 さん

    ゴントへ帰ってきたゲドに前巻までの威厳はなく、憔悴ぶりは痛ましいほど。迎えるテナーの地に足のついた生活ぶりに救われる思い。細やかに描かれた農園の暮らしとごくゆるやかに快方へ向かうテルーの様子に見入っていると、思い出したように介入してくる人の悪意がおぞましくて身震いする。ジェンダーと根強い差別や偏見について、テナーの煩悶やゲドとの会話の形でしきりに語られ、社会派小説を読んでいる気分になる。そこを楽しめるかどうかで本書の印象が決まりそう。ゲドの失った力とテルーの正体あたりが辛うじてファンタジー風味。

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アーシュラ・K・ル=グウィン

1929年カリフォルニア州生まれ。コロンビア大学などで、ルネサンス期のフランス文学・イタリア文学を専攻。1969年に長篇『闇の左手』でヒューゴー、ネピュラ両賞を受賞し、高い評価を得る

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