アーシュラ・K・ル=グウィン

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内海の漁師 ハヤカワ文庫

アーシュラ・K・ル=グウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784150111861
ISBN 10 : 4150111863
フォーマット
出版社
発行年月
1997年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
315p;16

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読書メーターレビュー

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  • ニミッツクラス さん

    97年(平成9年)の税抜640円の青背初版。底本は米94年の短編集で、91〜94年の7編と83年の1編を収録。巻末では“ハイニッシュ・ユニバース”の怒涛の3連発。しかも時系列的に一番新しい巻尾の表題作は、雑誌初出が無いので本書出版のための書き下ろしらしく、掉尾を飾るにふさわしい作品。”内海の漁師“とは遠く離れた惑星テラの島国の”浦島太郎“の事だ。メチャ面白いと言う内容ではないが、ハイテクと叙事・抒情が融合。巻頭の「ゴルゴン人…」はル・グインが書いたの?って思うほどくだけた作品で喰い付きが良い。★★★★☆☆

  • roughfractus02 さん

    作者のSFが人類学的なのは、異文化接触が変容を生むモチーフだからか?本書の各短編の主人公も何かに出会い、変容する。変容は作品に偶然を導き入れ、主人公に様々な未来を用意する。瞬間移動を可能にするチャーテン理論研究に関する本書後半の3編は、そんな変容を不要にしたい人間の思いを際立たせるかに思える。作者は相対性理論を破る「アンシブル」なる情報の瞬間移動が実現した物語世界を作ったが、物質の瞬間移動に関するチャーテン理論は未完のままにした。が、この理論が未完ゆえに主人公は葛藤し、自ら心の深みへ向かうのかもしれない。

  • DEAN SAITO@1年100冊 さん

    やだもー!ル・グイン女史、「内海の漁師(すなどり)」の意味するところって、そういうことなんですかー!? これに尽きる。 勝手に長編とばかり思っていたけど、ハイニッシュもの以外も収録の中短編集でした。勘違い。

  • ぐるぐる244 さん

    古書店。「ショービーズ・ストーリー」が??という感じだったので長らく積読だったが、しぶしぶ読んだ次の「踊ってガナムへ」で謎が解けた。「内海の漁師」で語られる日本民話がオムスビコロリンでもモモタロウでも猫のネズミ退治でもなく、浦島太郎なのは納得。文中で「漁師」に「すなどり」ってふりがながあるのにタイトルのふりがなは「りょうし」なのは何故?

  • timeturner さん

    ル・グィンが創案したチャーテン理論(物質を瞬時移動させる)をめぐる3作に、ユーモアあふれる小噺や寓話のような話を加えた全8編の短編集。作者らしいジェンダーを意識した人類学SF兼タイムトラベル物であると同時に純愛物語でもある表題作が最高。

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アーシュラ・K・ル=グウィン

1929年カリフォルニア州生まれ。コロンビア大学などで、ルネサンス期のフランス文学・イタリア文学を専攻。1969年に長篇『闇の左手』でヒューゴー、ネピュラ両賞を受賞し、高い評価を得る

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