アーシュラ・K・ル=グウィン

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なつかしく謎めいて

アーシュラ・K・ル=グウィン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784309204505
ISBN 10 : 4309204503
フォーマット
出版社
発行年月
2005年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
20cm,281p

商品説明

翼人間、不死の人、眠らない子供たちなど、次元間移動法で訪れた不思議な場所の不思議な人たちは、どこかなつかしく切ない。『ガリバー旅行記』を思わせる、深い思索に満ちた小説。

内容詳細

翼人間、不死の人、眠らない子ども…不思議な場所の不思議な人たち、私たちと全く違っているようで似ている人々は謎めいているけれど、どこかなつかしい。SF/ファンタジー界の女王が放つ深い思索とユーモアに満ちた新ガリバー旅行記。

【著者紹介】
アーシュラ・K・ル=グウィン : 1929年カリフォルニア州バークレーに生まれる。1962年に作家としてデビュー、斬新なSF/ファンタジー作品を次々に発表して、ほどなく米国SF界の女王ともいうべき輝かしい存在になった。SF/ファンタジー以外の小説、児童書、詩、評論においても高い評価を受けている。ネビュラ賞、ヒューゴー賞など、SF分野の重要な賞を何度も受賞したほか、ボストングローブ=ホーンブック賞、全米図書賞、PEN/マラマッド賞など数々の栄誉に輝く

谷垣暁美 : 1955年大阪生まれ。ニューヨーク市立大学ハンターカレッジ大学院修士課程修了(英語教育法専攻)。1988年から雑誌記事や英米の小説、ノンフィクションの翻訳に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • Die-Go さん

    追悼ル=グウィン。図書館本。空港での憂鬱な長い待ち時間を、次元間旅行をすることで晴らそうとする「私」の旅の短編集。様々な次元の物語はそれ一つで長編が作れそう。設定が一つ一つ凝っている。★★★★☆

  • いちろく さん

    紹介していただいた本。飛行機搭乗前の待機時間を異なる次元への移動で過ごす主人公を描いたSFファンタジー。著者が描く創造力の賜物。単なる勧善懲悪の話ではなく、バラエティに富んだ物語が魅力的。特定の価値観に縛られない内容が、モラルを崩壊させていく。それにしても、これから旅立つ前の状況で、これだけ濃厚な次元旅行を経験しているのだから、ある意味皮肉であり、ラストも納得。

  • 藤月はな(灯れ松明の火) さん

    「飛行機の長すぎる待ち時間に本を介しての時空旅行は如何?」初のアーシュラ・ル=グウィン作品でしたが、こんなにも面白くて素晴らしいフェミニズムSFの名手だったんですね!「玉蜀黍の髪の女」は品種改良への科学的批判だと分かった時の興奮と言ったら!「アソヌの沈黙」は「沈黙は金なり」という言葉への皮肉かしら?「その人たちもここにいる」はアイデンティティの揺らぎにこっちも不安になりそう。「ヴェクシの怒り」は人間社会とは違い、「怒りこそ、文明で愛情」な世界観ですが、幼児虐待は許さじなのは同じですね。

  • みや さん

    読書会紹介本。次元間旅行によって不思議な場所へ様々に訪れるSFファンタジー連作短編集。夢と期待が詰まっている。小説というより、未知の国々の歴史や文化について紹介する旅行ガイドブックのようだった。とにかく著者の創造力に脱帽。1次元だけでも充分に1作の長編となりうるほどに詳細な設定で、休む間もなく好奇心を刺激され続けた。量も質も凄い。どこがパラダイスで、どこを地獄と感じるかは人によって違いそう。最も行ってみたい次元は複数人の夢が同時に交錯する「夜を通る道」。作品としては「不死の人の島」が薄気味悪くて一番好き。

  • mizuha さん

    不思議で素敵なグウィン版異次元旅行記。知っているようだけれど同じではない場所。多彩な共同体は、社会のあり方としての示唆に富み、どこも楽園というわけではない辛辣さだ。そんな異次元旅行を繰り返す「私」が戻った世界は?その先は?どうやら傍観者ではいられないようだ。

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アーシュラ・K・ル=グウィン

1929年カリフォルニア州生まれ。コロンビア大学などで、ルネサンス期のフランス文学・イタリア文学を専攻。1969年に長篇『闇の左手』でヒューゴー、ネピュラ両賞を受賞し、高い評価を得る

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