アーシュラ・k・ル=グウィン

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こわれた腕環 ゲド戦記2

アーシュラ・k・ル=グウィン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001106855
ISBN 10 : 400110685X
Format
Books
Publisher
Release Date
February/2001
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Product Description

無数の島々と海からなるアースシー(EARTHSEA)の世界で、並はずれた魔法の力をもつ男 ゲドが繰り広げる波瀾万丈の生涯を軸に、アースシー世界の光と闇を描く、壮大な物語。

Content Description

魔法使いのゲドが影と戦ってから数年後,ここアースシーの世界では,島々の間に争いが絶えない.ゲドは世の中を平和にする力をもつという腕環を求めてアチュアンの墓所へゆき,大巫女アルハと会う.

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Book Meter Reviews

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  • シュシュ

    奴隷のように飼い慣らされた巫女である少女が自由になるまで。いざ自由を目の前にすると怖くなってしまい、巫女のままでいるほうが楽にも思えて苦しむ。でも、自分らしく生きるには勇気を出して自由を選ばないと…。ファンタジーだけど、このようなテーマは現実にもあてはまりそう。少女を自由な世界へ連れ出すゲドが魅力的。『影との戦い』で少年だったゲドが30歳くらいになっていて、すっかり大人の男になっていた。この本は10年以上前にも読んだのだが、自分が年をとったせいか、今回のほうが断然面白く感じた。

  • jima

    本の半分過ぎるまでゲドが出てこない。周到なプロローグが後半のテナーの生き方へとつながり、単なるファンタジー小説とは違う世界に。

  • k16

    20100913読了。 ゲド戦記でありながらゲドの登場までが・・・という印象ではあるが 面白かった。 アルハの葛藤と成長これに尽きる巻かな。

  • 千加

    闇に生きるテナー自身との葛藤に物語の光があてられる。ファンタジー はリアルをより濃く映す。🌿彼女が今知り始めていたのは、自由の重さであった。自由はそれをになおうとする者にとって、実に思い荷物である。勝手のわからない大きな荷物である。それは、決して、気楽なものではない。自由は与えられるものではなくて、選択すべきものであり、しかもその選択は、かならずしも容易なものではないのだ。坂道をのぼった先に光があることはわかっていても、重い荷物を負った旅人は、ついにその坂道をのぼりきれずに終わるかもしれない。🌿哲学

  • みけ

    とても狭く、暗い世界に大巫女として閉じ込められていたテナー。滅びゆく世界にただ一人逃げ出せずにいる閉塞感。光を伴って現れるゲド。テナーが葛藤する様子がとてもリアルに感じられたし、強い子だなぁと感心しながら読んだ。 ゲドがとても立派な勇者になっていて嬉しかった。

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