アーシュラ・k・ル=グウィン

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こわれた腕環 ゲド戦記 2 岩波少年文庫

アーシュラ・k・ル=グウィン

Product Details

Genre
ISBN/Catalogue Number
ISBN 13 : 9784001145892
ISBN 10 : 4001145898
Format
Books
Publisher
Release Date
January/2009
Japan
Co-Writer, Translator, Featured Individuals/organizations
:

Content Description

ゲドが「影」と戦ってから数年後、アースシーの世界では島々の間に争いが絶えない。ゲドは平和をもたらす力を持つエレス・アクベの腕環を求め、アチュアンの墓所へ赴き、暗黒の地下迷宮を守る大巫女の少女と出会う。

【著者紹介】
アーシュラ・K・ル=グウィン : 1929〜。アメリカの作家。カリフォルニア州バークレー生まれ。父は文化人類学者A.L.クローバー、母は『イシ―北米最後の野生インディアン』の著者シオドーラ・クローバー。『闇の左手』をはじめとする大人向けのSF作品でヒューゴー賞、ネピュラ賞など、数々の賞に輝く。「ゲド戦記」シリーズでファン層を飛躍的に広げた

清水真砂子 : 1941年、朝鮮生まれ。青山学院女子短期大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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Book Meter Reviews

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • absinthe

    ハイタカは、今回は老師の役割となり、若いテナーがむしろ主人公だ。深い闇の世界。押しつぶされそうな圧迫感の中、話が進む。大巫女とは名ばかりで、実際には奴隷のように自由が無く、深い地の底に暮らすテナー。そこにハイタカが現われたという話。戦闘場面もドラゴンも無いが、テーマが分かりやすいので前作よりも面白かった。

  • KAZOO

    今回は、アチュアンの墓所で「暗黒の地下迷宮」を守る少女のアルハがこの物語の前半の中心を占めその少女の生い立ちなどが記されます。後半はかなり年齢を経たゲドがこの地にきて島々の争いをなくすこの表題の「腕輪」を求めてきます。そこでのやり取りからそこにいる少女の本来の姿を取り戻させるのにゲドが役割を果たします。ここまでだとやはり第3巻で終了する感じです。

  • NAO

    再読。最初に読んだときは、話が冗長でゲドの動きがトロくてかなりイライラしたのだが、今回、ゲドの動きの遅さが分かった気がした。アースシーのために、平和少女を元の少女に戻すために自分たちが助かるためてはいえ、すごいよ、この忍耐力。

  • ネギっ子gen

    【わたしはテナー。わたしは名まえを取り戻した。わたしはテナーなんだ!】再読。冒頭から、名前を奪われた少女・テナーの話が語られる。風に舞うアザミの綿毛のように林檎園の中を軽やかに駆け回っていた幼女は、アチュアンの墓所の“永遠に生まれ変わる”巫女に選ばれ、”喰らわれし者・アルハと呼ばれるようになった――。中段にきて、ようやく墓所の地下迷宮に、世界平和をもたらす力を持つ「エレス・アクべの腕輪」を求めて、ゲドが登場しテナーと出会う。だが、その直後に囚われ人になる。竜王たる大魔法使いであっても、闇の力は強大ゆえ。⇒

  • くたくた

    初読の時には暗く重い印象が残っていたが、再読すると、テナーの若木のようなみずみずしさと、しなやかな強さがこれまた印象的だと思う。ゲドはまだこの巻では若者なんだけど、すっかりおじさん的な風格をまとっている。派手に呪文を唱えたり魔法が迸ったりはしないのだけど、暗黒の神々の膝元でゲドが黙々と全力で戦ったのだ、と納得。こののちのテナーの物語は、18年後?に執筆された『帰還』につながっていく。

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