アーサー・i・ミラー

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ブラックホールを見つけた男 上 草思社文庫

アーサー・i・ミラー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784794221711
ISBN 10 : 4794221711
フォーマット
出版社
発行年月
2015年12月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
348p;16

内容詳細

この宇宙にはブラックホールが存在する―1930年、その事実を初めて理論的に指摘したのは、インドから来た19歳の天才少年、チャンドラセカールだった。しかし、学界の重鎮であるエディントンは、この天体物理学最大の発見を根拠なく否定し、嘲笑の的にした。その結果、ブラックホールの研究は40年近くも停滞し、チャンドラセカールの人生にも大きな影を落とすことになる。科学の発展の裏で繰り広げられてきた、あまりに人間的な科学者たちのドラマを進歩の過程とともに描く。

目次 : 第1部(決定的な衝突のとき/ イギリスへ旅立つまで/ 天体物理学の巨人、エディントン/ エディントンの味方と敵/ 英国への旅立ちから運命の日まで/ エディントンの真意/ 新天地アメリカへ/ 一つの時代の終わり)

【著者紹介】
アーサー・I・ミラー : ロンドン・ユニバーシティ・カレッジ科学史・科学哲学名誉教授

阪本芳久 : 1950年神奈川県生まれ。慶應義塾大学工学部卒業。出版社勤務を経て翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • to boy さん

    天体物理学の権威エディントンに徹底的に否定され続けたインドのチャンドラセカールの話ですが、とても読みにくいです。読むのに時間がかかってしまいました。植民地出身という差別もあって、物理学の権威と闘うも誰一人として援護してくれません。量子力学者達はチャンドラの正しいことを密かに応援しますが、積極的な応援はしてくれません。それでも科学としての正しさが認められて行くのは当然の帰結です。チャンドラの負った精神的な苦悩って、まったく無益な物でした。それにしても注釈が下巻の巻末にあるってどういうことか。

  • Steppenwolf さん

    G 最終評価は下を読みおえてから行う。本書の主人公チャンドラセカールは,大変高名な人である。私ですら知っていた。功成り名を遂げた人と思っていた。本書読むとケンブリッジ大学時代の苦悩が明らかとなる。天文学では互いに紳士的とは言えないけなし合いがあるのは意外だった。というのは天文学,宇宙物理何と書けば適切かわからないが,とにかく物理の一分野ぐらいに私は思っていて結構紳士的なやり取りぐらいしかなかったからである。ある意味物理とは隔たった感じを受けた。注釈を下に集中させていて上を読みながら不便と感じた。

  • Mk-2 さん

    物理学の最高峰難題であるブラックホールの存在を、数学から導いたら科学者の奮闘記。発見者はインドの科学者、チャンドラ。人種差別、おまけに過激な新発見という二重のハンデを抱え込みながら、旧来のレジームにしがみつく科学者、悪く言うなら、数多くの凡才と知的な蒼白い火花を散らして、その存在を問う。今でこそ、実験と理論からブラックホールの存在は広く認められたものの、WW2後間もない科学者には見過ごしならぬ、トピックだった。下巻も楽しみ。

  • ジョンブリアン さん

    20世紀初頭、物理学の最も熱かった時代の物語の1つ。巨人たちがぶつかり合い、切磋琢磨して、新たな世界を獲得していく様を見事にまとめている。訳者にも拍手を送りたい。

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