サマードレスの女たち 小学館文庫

アーウィン・ショー

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784094062984
ISBN 10 : 409406298X
フォーマット
出版社
発行年月
2016年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
381p;15

内容詳細

一九三〇年代の大不況時代を生きる、タクシー運転手や若い夫婦、保安官助手やフットボール選手などの不安と恍惚と激情のドラマから、第二次大戦下の倦怠し惑乱している兵士たちの人生へ、そして、無残でグロテスクな戦後の幻滅を描く現代の物語まで―。ショーの全作品を愛しぬいた名訳者が、厳選した短篇を時代順に配列し、まるで長篇小説のように編集した傑作集。“「時代」の歩みが、この作家の鋭敏なレンズを透過して屈折し、現実の情報よりもはるかに現実的なかたちで、あなたの胸に像を結ぶだろう。”劇的な構成と無類に面白い筋の展開を堪能できる十六篇。

【著者紹介】
アーウィン・ショー : 1913年、ニューヨーク・ブルックリン生まれ。36年『死者を葬れ』で劇作家としてデビュー。その後「ニューヨーカー」などに次々と短篇を発表。第二次大戦に従軍したのち、48年に長篇小説『若き獅子たち』を刊行し注目を浴びる。1984年逝去

小笠原豊樹 : 1932年生まれ。翻訳家・詩人(岩田宏)。英語・フランス語・ロシア語を自在に操る名翻訳者として名高い。2014年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 催涙雨 さん

    大戦前後、士官から一般人までいろんな人々の日常のひとかけらをすくい取ったような作品。叙情的な文体で静かに語られる、アメリカの持つ傷痕が吐き出したような小さな物語たち。読めば読むほど暗い気持ちになる作品ではあるのだけど、この作品の魅力はそこにあるのだと思う。戦前の話だと表題作や「墓場の街」「おれはデンプシーの贔屓だ」などが好き。その他には「エルサレムのメダル」や「機銃手の後送」。特に機銃手の後送は哀しみのなかに戦争の終わりの黄昏を感じさせる爽やかな読後感がとてもすばらしいものだったと思う。

  • えりか さん

    中産階級の人々、ボクシングファンや若い夫婦、フットボール選手、息子を戦地へ送る税理士、復員兵、保安官の助手、ユダヤ人が、戦時中に終戦後にそれぞれの場所で、日々の鬱憤を、今を生きることへの悲しみを、明日への不安を抱えている。悲しい気分になる短編が多いけれど、それでもみんな果たされるかわからない約束を思いながら、「希望」を見つけながら、笑いながら生きてる姿に胸が切なくなった。

  • アヴォカド さん

    昔読んだ印象では、どちらかというと”しゃれた”印象だったのだが、こんな苦っぽい話だったっけか。。。

  • とある聖職志願者。 さん

    猫町倶楽部課題本。ちょっと興味が持てなかった。

  • Akihiko Kimura さん

    あの時代の米国…もちろん自分が知るわけもないのだけど、乏しい知識を動員してタイムスリップした気持ちで読めば、味わい深い作品なのかな。ストーリーが地味な分、かえってリアリティを感じます。

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