アロイス・イラーセク

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暗黒 18世紀、イエズス会とチェコ・バロックの世界 上

アロイス・イラーセク

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784865200195
ISBN 10 : 4865200193
フォーマット
出版社
発行年月
2016年08月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
406p;22

内容詳細

フスによる宗教改革の後いったんは民族文化の大輪の花を咲かせたものの独立を失い、ハプスブルク家の専制とイエズス会による再カトリック化の中で言語と民族文化が衰退していったチェコ史の暗黒時代。史実を基に周到に創作された、第一人者による本格的な長編歴史小説。

【著者紹介】
アロイス・イラーセク : 1851年にチェコ東北部のフロノフに生まれ、プラハ・カレル大学で歴史を学ぶ。卒業後リトミシュルとプラハのギムナジウムで教師を務めながら多くの歴史小説を執筆し、チェコ民族の栄光と受難の歴史を描いて、この分野の第一人者となり、何度もノーベル文学賞の候補にもなった。後年病(聴覚と腎臓)が悪化して、1919年に未完のまま『フス派王』を出した後、筆を絶って1930年にプラハで没したが、チェコスロヴァキア建国とその後の発展に立ち会った

浦井康男 : 1947年に静岡県熱海市に生まれる。京都大学理学部に入学後、文学部言語学科に転部。1976年に同博士課程を単位取得退学。1977年に福井大学教育学部、1997年に北海道大学文学研究科に移籍。2011年3月に北海道大学を停年退職後、北海道大学名誉教授。アロイス・イラーセク著、浦井康男訳註『チェコの伝説と歴史』(北海道大学出版会、2011年)で第48回日本翻訳文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • 優希 さん

    ノンフィクションと思いきや、チェコ・バロックの世界を背景にしたイエスズ会を取り巻く世界を描いたフィクションでした。宗教弾圧の中での処刑と国外亡命が絡み合い、当時のカトリックが消さざるを得ない過去を持つようになった流れにただ鳥肌が立ちました。民族意識が高まる中でカトリックに対抗する勢力と異端を追い詰め弾圧していく暗黒の時代。イエスズ会とチェコ・バロックの相容れない世界を見たようでした。下巻も読みます。

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1851年にチェコ東北部のフロノフに生まれ、プラハ・カレル大学で歴史を学ぶ。卒業後リトミシュルとプラハのギムナジウムで教師を務めながら多くの歴史小説を執筆し、チェコ民族の栄光と受難の歴史を描いて、この分野の第一人者となり、何度もノーベル文学賞の候補にもなった。後年病(聴覚と腎臓)が悪化して、1919

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