20世紀を語る音楽 2

アレックス・ロス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784622075738
ISBN 10 : 4622075733
フォーマット
出版社
発行年月
2010年11月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,p321?582 63p

内容詳細

世紀後半、音楽は革命と反革命、理論と論争、連合と分裂の大狂乱に陥る。無数のクラシックの系譜は後期資本主義社会で大融合を迎えるのか。各国絶賛、圧巻の20世紀音楽史。巻末に詳細な「音源・読書案内」を付す。

【著者紹介】
アレックス・ロス : 1968年ワシントンDC生まれ。作曲家を目指すが、ハーヴァード大学在学中に書き始めた評論が評価され、卒業後は音楽雑誌や『ニューヨーク・タイムズ』紙などに音楽評を寄稿。1996年からは『ニューヨーカー』誌の音楽批評を担当。音楽批評家としての受賞多数(ASCAP Deems Taylor Awards for music criticism、Holtzbrink Fellowship、Fleck Fellowship、Letter of Distinction from the American Music Center)

柿沼敏江 : 国立音楽大学楽理科、お茶の水女子大学大学院人文科学研究科修士課程修了。カリフォルニア大学サンディエゴ校音楽学部博士課程修了。1989年、ハリー・パーチの研究でPh.D.を取得。現在、京都市立芸術大学音楽学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「20世紀を語る音楽2」はヒトラーと音楽...

投稿日:2012/08/25 (土)

「20世紀を語る音楽2」はヒトラーと音楽の関わりがまず詳しく語られる。 ユダヤ人大量虐殺など狂気の時代の記録にぞっとした。 その時代ドイツの作曲家たちはどう行動したのか? ユダヤ人作曲家や演奏家はどうなったのか? 権力者と作曲家の関係について。 願わくば収容所に送られた作曲家たちの話題をもうすこし詳しく書いて欲しかった。 ダルムシュタット講習会がどのように生まれたのかも初めて知った。 無調、12音音楽と政治的価値観の関係。冷戦時代の政治的な影響が音楽にどう現れたかなどもとても興味深い。 そして20世紀末から21世紀にかけての音楽界について最後に書かれるが、まだ昨日今日の話なのでまだ客観的に見渡すことは難しいが、クラッシック音楽の衰退や現代音楽に対する社会の無関心に関してはやはり悲観するしかないのだろうか。

ユローヂィヴィ さん | 大阪府 | 不明

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読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

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  • 34 さん

    エピローグまえの章で、「全体の軌跡をひとつの急激な衰退の道として見てみたいという誘惑は強かった」と述べているのが印象的。というのも、本書を読んで受ける感じは「衰退」とはほど遠いものだから。著者のマジックに嵌ったとも言えるが、気づかされるのは、「アヴァンギャルドとキッチュ」の対立という考え方そのものが典型的に20世紀のもの、要するに現在からすると時代がかって見えるということ。だから、逆説的にだが本書は21世紀のスタイルをうまく示しえているようにおもう。そこにはほのかな悲しみが漂っている気がしないでもない。

  • メルセ・ひすい さん

    14-37 赤36 ★5  為政者の見識と音楽 プロパガンダと音楽血塗られたナチスと真っ赤な殺人鬼、スターリンと世界大戦と芸術の葛藤 アヴァンギャルド ジェンダー セクシュアリティー 20世紀から近年へと横断する。世紀後半、音楽は革命と反革命、理論と論争、連合と分裂の大狂乱に陥る。無数のクラシックの系譜は後期資本主義社会で大融合を迎えるのか。各国絶賛、圧巻の20世紀音楽史。巻末に詳細な「音源・読書案内」を付す。

  • takao さん

    ふむ

  • Decoy さん

    20世紀音楽はあまりに多様なため、これを読んでもなお、その全貌をつかむことができない。しかし、これまでのどの本よりも、全貌に近づけているのではないか? 無調音楽もミニマリズムもそれぞれ魅力的であるが、シベリウスとブリテンの真の偉大さが印象的。

  • 千葉さとし さん

    グラーツでの「サロメ」ではじめられた20世紀音楽をめぐる旅は、アダムズの「中国のニクソン」にたどり着き、そして現在へと続いて行く。アメリカ人の著者故か、後半ミニマリズム紹介にかなり注力した感があるけれど、これまでの類書にはない特徴ということでポジティヴに捉えるべきかと。アメリカ音楽、そしてブリテンについての言及は実に濃密、勉強になりました。

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アレックス・ロス

1968年ワシントンDC生まれ。作曲家を目指すが、ハーヴァード大学在学中に書き始めた評論が評価され、卒業後は音楽雑誌や『ニューヨーク・タイムズ』紙などに音楽評を寄稿。1996年から『ニューヨーカー』誌の音楽批評を担当している。音楽批評家としての受賞多数(ASCAP Deems Taylor Awar

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  • 作成者:nekoraさん