アルベルト・マンゲル

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図書館愛書家の楽園 新装版

アルベルト・マンゲル

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784560096444
ISBN 10 : 4560096449
フォーマット
出版社
発行年月
2018年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
340p;20

ユーザーレビュー

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読書メーターレビュー

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  • loanmeadime さん

    「ボルヘスさん家で」という2016/5の「すばる」に掲載された著者の文章が面白かったので、アルベルト・マンゲルで検索して本書を知りました。著者は1964年から1968年まで、晩年視力を失ったボルヘスが自らの蔵書を朗読させた若い人の一人であったそうです。師匠譲りの読書量で、アレクサンドリア図書館やフランス国立図書館から絵本にもなっているコロンビアの「ろばのとしょかん」やロビンソン・クルーソーが船から持ち出した数冊の本まで、libraryと呼べるもののエピソードを紹介しながら人と書物との関わりを述べています。

  • ふるい さん

    とても面白かった。著者の本への愛に思わず胸が熱くなる。紙の本があり図書館がある世界が未来永劫続きますよう。 「肉体は滅び、肉体を作る物質は永久のものではない。しかし、魂[私を含め、後世にこの文書を読む人びとは、ここに『本』という言葉を入れるだろう]は不滅であり、けっして死なない」(p213)

  • いやしの本棚 さん

    本の中の図書館、自分の蔵書、心の中の図書館、勤務先の図書館。読んでいる間あちこちに心が飛んだ。一番はっとしたのは、司書だったナボコフの妹が、プラハから撤退するドイツ軍将校に未返却の本を回収しに行った話。自分も同じように行動できるか。「世の中が乱れ、混沌に陥っても、図書館はあくまで秩序を保とうとする。エレナにとっては、そんなささやかな努力を継続することが大事だったのである。」ささやかな努力を続けること以外に、図書館の秩序を、自由を守る方法なんてない。空疎な「図書館の自由に関する宣言」より心に響く一冊だった。

  • rinakko さん

    再読。タイトルには“図書館”とあるが、書庫や書斎をも含む本のための空間と書物をめぐる思惟が、有名無名な図書館の歴史も辿りながら自在に広がっていくのが楽しい。私がとりわけ驚いたのは、「心のあり方としての図書館」の章で触れられるヴァールブルクの図書館。分類のシステムを一切使わず、ただひとりヴァールブルクその人の着想のみで関連付けながら延々並べられていく膨大なコレクション(他人には意味がわからない)、そしてそれは常に流動性を保たなければならない…

  • セレーナ さん

    空想の図書館、存在しない書物。現実と記憶の中に存在する図書館。絶望の中正気を保たせてくれる本。歴史に埋もれた本。読者と書物とを繋ぐ場所としての図書館。さまざまな物語。これらのものが、秩序立ててときおり夢遊病患者のように漂う。そんな本。例示してある物語でタイトルは知っていても詳しくはないものがあってちょっと悔しかった。

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