幸福論 角川ソフィア文庫

アラン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784044086022
ISBN 10 : 4044086028
フォーマット
出版社
発行年月
2011年10月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
石川湧 ,  
追加情報
:
15cm,297p

内容詳細

「われわれが自分を愛してくれる人たちのためになしうる最善のことは、やはり自分が幸福になることだ」。20世紀前半、最大の思想家にして高校の教師でもあったアランが、幸福についてときに力強く、ときには瑞々しく、やさしい言葉で綴った93のプロポ(哲学断章)。幸福とはただ待っていれば訪れるものではなく、自らの意志と行動によってのみ達成されるとする主張に、未来を拓く幸せへのヒントがある。

目次 : 名馬ブケファルス/ いらだち/ 悲しいマリー/ 神経衰弱/ ふさぎの虫/ 情念/ 神託の終滅/ 想像力について/ 精神の病気/ 気で病む男〔ほか〕

【著者紹介】
アラン : 1868年、フランスのモルターニュ・オ・ペルシュに生まれる。本名エミール=オーギュスト・シャルティエ。高等師範学校卒業後、リセー(高等中学校)の哲学教師として教壇に立つ一方、アランのペンネームで数多くの著書や記事を精力的に発表した。教え子としてアンドレ・モロワやシモーヌ・ヴェイユがいる。1951年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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「幸福は私たちが思う以上に意志によるもの...

投稿日:2012/02/08 (水)

「幸福は私たちが思う以上に意志によるもの」という力強い表現には、はじめて出会いました。でもよくよく考えてみると、無意識に感じながら生活していたことだなぁと納得。 時代や社会背景の違い、また原文にエスプリが効いている分、和訳が難しい表現になってしまったところはあるかもしれません。しかし、一つひとつ短い章立てで並んでいるので、我慢強く読んでいくと、しっくりくる前向きなメッセージが必ず見つかると思います。 表紙のイラストから中高生も手にするかもしれませんね。(角川さんはその層を狙っているのかな?)先に述べたように、(私の理解力が低いのかもしれませんが)和訳が分かりづらい部分があったのは事実です。なんだか、「哲学書です!」とわざと堅い文章にしているような・・・。色んな訳者さんの本が出版されているようなので、微妙なニュアンスを読み比べるとよりしっくりくるのかもしれませんね。 “幸福”や“生き方”に関するハウツー系は流行りですが、アランさんの言葉は本当に「能動的」。初めて知ったときから何度か読み返しているのも、自分の力で幸福に向かっていくというメッセージの力強さがあるからです。 一度は読んでみてほしいですね。

peko-rock さん | 大阪府 | 不明

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人物・団体紹介

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アラン

1868‐1951。アランはペンネーム、本名エミール・シャルティエ(´Emile‐Auguste Chartier)。エコール・ノルマル・シュペリュール(高等師範学校)を卒業後、リセ(高等中学校)の教師となり、哲学教師として40年間、フランス各地で教鞭をとった。A.モーロワ、S.ヴェイユ、S.ペトル

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