2030年世界はこう変わる アメリカ情報機関が分析した「17年後の未来」

アメリカ国家情報会議

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784062183765
ISBN 10 : 4062183765
フォーマット
出版社
発行年月
2013年04月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
190p;19

内容詳細

2030年は今とはまったく違う世界になっています。
1995年に国家としてのピークを過ぎた日本の国力は、人口減少・高齢化とともに
衰えていきます。2015年にはアメリカもピークを迎え、「唯一の超大国」の地位から脱落します。経済発展著しい中国も2025年あたりを境に経済が失速、日本と同様高齢化社会を迎えます。
2030年ごろ、経済成長著しい国はインド・ブラジル・イランなどです。

これから「世界一の高齢者大国」「経済が縮小していく」日本は、
国家としてのグランドデザインを大きく代える必要があります。
にもかかわらず、2012年の衆院選で、その点についてきちんと
主張を行い、議論を呼びかけた政党は皆無でした。
それで良いのでしょうか?
この国で生きていく私たちの子供や孫がよりよい暮らしを送ることが
できるためにも、私たちはもっと真剣にこの国の未来について
「この国をどのような形にするのか」について話し合う必要があるのでは
ないでしょうか。

この本は、そんな議論のための「叩き台」になると思います。

【目次】
第1章 メガトレンド 「2030年の世界」を決める4つの構造変化

メガトレンド1 個人の力の増大
メガトレンド2 権力の拡散
メガトレンド3 人口構成の変化
メガトレンド4 食料・水・エネルギー問題の連鎖

第2章 ゲーム・チェンジャー 世界の流れを変える6つの要素

ゲーム・チェンジャー1 危機を頻発する国際経済
ゲーム・チェンジャー2 変化に乗り遅れる統治力
ゲーム・チェンジャー3 高まる「大国」衝突の可能性
ゲーム・チェンジャー4 広がる地域紛争
ゲーム・チェンジャー5 最新技術の影響力
ゲーム・チェンジャー6 変わる米国の役割

第3章 オルターナティブ・ワールド
「2030年」4つの異なるシナリオ

シナリオ1 「欧米没落」型
シナリオ2 「米中協調」型
シナリオ3 「格差支配」型
シナリオ4 「非政府主導」型

【著者紹介】
米国国家情報会議
1979年設立。CIAや国防総省、司法省、国土安全保障委員会ほか、アメリカの各情報担当機関や著名大学の学者から提供された膨大な情報を元に、15〜20年程度のスパンで世界情勢の予測を行う国家の諮問機関。同会議がまとめた「国家情報評価」と呼ばれる指針は合衆国大統領が政策や決断のための参考にするなど、世界でもっとも精度の高い予測を行う機関である。

谷町 真珠(たにまち・まじゅ)
翻訳家、ジャーナリスト。訳書に『Steve Jobs Special』(講談社)ほか



【著者紹介】
谷町真珠 : 翻訳家、ジャーナリスト(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • green tea さん

    世界の未来について心配したり、意外と安心な部分もある、と言ったり する本 テーマはテクノロジー 安全保障、人口問題、エネルギー この本を読んで興味を持った問題を深く調べていくのが良いと思う

  • おおたん さん

    サクッと読めました。2013年の本で米国国家情報会議は、中・長期予測のために作られた機関であり、グローバル・トレンドと称して4年に一度、大統領に渡され、世界情勢の変化に合わせて、国家戦略を採るべきかを練ることになっている内容が読めます。結構、見通しは、当たっていると感じます。◆権力は独占から分散へ◆機会の窓「ブラジル、インド、イラン、アメリカ」◆水不足、穀物高騰◆異常気象の増加◆気候変動は食糧の安全保障に影響する◆紛争の火種は「水源」◆スマートシティ、資源管理技術、医療技術

  • 壱萬弐仟縁 さん

    2012年初出。大きめの活字でスラスラ読めるが、内容が深刻である。 2030年を目途とした類書は確かに存在する。 わたくしもその年まで生きる自信が全くないし、このままいけば格差で そこまでいかない。病気とか格差で潰される。図表、地図も豊富に利用し、 シミュレートされていく。メガトレンド4つ。 @個人の力の拡大、 A権力の拡散、 B人口構成の変化、 C食料・水・エネルギー問題の連鎖 (14頁)。 覇権国家ゼロ時代に(36頁〜)。 

  • さきん さん

    本書の帯に寄せてある立花氏の記述はほとんどあたらない気がする。中国は今の時点でほころびを見せている上、アメリカは2015年現在堅調な歩みを見せている。日本も技術に関しては、相当なものを持っている上、経済も他国に比べると健全であるから、バブル時ほどではなくても国を盛り立てていくのは可能である。本書について言えば、2015年現在、すでに外し始めている予測がある。しかし、様々な地域における問題を的確に捉え、様々なシュミレーションの結果を載せているという点では読み応えがある。本書の予測をうのみにせず自分の頭で考え

  • aponchan さん

    発行されて約6年くらい経っているが、現時点でオバマ大統領・トランプ大統領が本書内容を把握して外交をおこなっている(いた)と思うと、非常に面白い。日本に関する記述が少ないが、その分、日本の存在感が相対的に下がっていることだと思わされる。ロシアの存在感も日本同様にほとんどないのも納得。

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