おいしい旅 しあわせ編 角川文庫

アミの会

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784041138717
ISBN 10 : 404113871X
フォーマット
出版社
発行年月
2023年10月
日本
追加情報
:
288p;15

内容詳細

祖母と一緒に行くはずだったお伊勢参り。急なトラブルでひとりでお参りすることになった元喜は、ある男の子と出会う(「もしも神様に会えたなら」)。幼い頃に引っ越し、生まれ故郷の記憶はまるでない。両親の思い出話を頼りに故郷をめぐる旅に出るが(「失われた甘い時を求めて」)。心ときめく景色や極上グルメとの出会い。旅ならではの幸せがたっぷり詰まった7編を収録。読めば旅に出たくなる文庫オリジナルアンソロジー!

【著者紹介】
大崎梢 : 東京都生まれ。書店勤務を経て、2006年『配達あかずきん』でデビュー

新津きよみ : 長野県生まれ。1988年『両面テープのお嬢さん』でデビュー。2018年『二年半待て』で徳間文庫大賞を受賞

柴田よしき : 東京都生まれ。1995年『RIKO―女神の永遠―』で第十五回横溝正史賞を受賞。以後伝奇小説、本格推理小説、時代小説など、幅広い作品を発表している

篠田真由美 : 東京都生まれ。1991年『琥珀の城の殺人』が第二回鮎川哲也賞の最終候補となり、翌年、東京創元社より刊行されデビュー

松村比呂美 : 1956年、福岡県生まれ。二度にわたる「オール讀物推理小説新人賞」最終候補を筆頭に、多数の公募文芸賞で入賞。2005年『女たちの殺意』でデビュー

三上延 : 一九七一年、神奈川県生まれ。二〇〇二年『ダーク・バイオレッツ』でデビュー。一一年、『ビブリア古書堂の事件手帖』を発表し、ベストセラーシリーズとなる

近藤史恵 : ー九六九年、大阪府生まれ。九三年『凍える島』で第匹回鮎川哲也賞を受賞して作家デビュ−。二〇〇八年『サクリファイス』で第十回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • いつでも母さん さん

    『いつまでも忘れない味を誰かと分かち合えるのは幸せだ』嗚呼、本当にだ。二度と同じシチュエーションはない。後になって気付くことの何と多い事か・・(泣)美味しいということは自分の五感が覚えているよね。それは幸せな時間だったのだ。そんなことを感じた三上さんと、新津さんの『失われた甘い時を求めて』が特に好かった。アミの会・おいしい旅の第3弾はしあわせ編。いろんな幸せがあった。

  • Ikutan さん

    『アミの会』のアンソロジーには、はずれなし。しかも、今回はテーマが″グルメ″と"旅″だもの。のっけの『もしも神様に会えたら』では少年の友情に爽やかな読み心地。『失われた甘い時を求めて』は期待が膨らむラストがいい。『夕日と奥さんのお話』では「えっ!そういうことかぁ」と。『夢より甘く』の出だしは、どうなることかと思ったけれど、ラストにほっこり。松村さんの『旅の理由』と近藤さんの『オーロラが見られなくても』もそれぞれ個性が光って楽しい。そして、『美味しいということは』いつまでも、その味を忘れないことなんだね。

  • みかん🍊 さん

    どれも好きな作家さんの豪華ラインナップ、なんと伊勢神宮から始まって松本、石垣島、ヴェネツッア、三沢、東京、アイスランド7編、どこも行ってみたくなる、やっぱり伊勢うどんは小学生には美味しく感じられないよね、「失われた甘い時を求めて」はこの続きが読んでみたい、旅に出て美味しい物を食べるそれだけで幸せになれる、ほっとできる短編集どれも良かった。

  • ゆみねこ さん

    アミの会・おいしい旅シリーズの第3弾。旅の楽しみは美味しいものを食べること。7編すべて美味しいもの満載。大崎梢「もしも神様に会えたなら」新津きよみ「失われた甘い時を求めて」柴田よしき「夕日と奥さんのお話」篠田真由美「夢よりも甘く」松村比呂美「旅の理由」三上延「美味しいということは」近藤史恵「オーロラが見られなくても」。ああ、旅に出たいなあ…。

  • ひさか さん

    2023年10月角川文庫刊。書き下ろし。アミの会おいしい旅シリーズ3作目。旅先グルメをテーマにした7つの短編。ゲストは三上さん。大崎梢さんの小学5年生の伊勢神宮詣りが楽しかった。インパクトが少ないめのほんわかムードな話が多いのは、しあわせ編だからか。記憶に残りそうなものは少ない。 【収録】大崎梢:もしも神様に会えたなら、新津きよみ:失われた甘い時を求めて、柴田よしき:夕日と奥さんのお話、篠田真由美:夢よりも甘く、松村比呂美:旅の理由、三上延:美味しいということは、近藤史恵:オーロラが見られなくても

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