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パラノーマン ブライス・ホローの謎

基本情報

内容詳細

ライカ・エンターテインメントが3年を費やして完成させた3Dストップモーション・アニメ。300年前に魔女狩りの現場になったとされるブライス・ホローの町。死者と会話できる少年・ノーマンが町を襲う恐怖に立ち向かう。(CDジャーナル データベースより)

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3Dとストップモーションアニメーションの...

投稿日:2013/08/14 (水)

3Dとストップモーションアニメーションの相性は良いと感心した秀作「コララインとボタンの魔女」 の制作スタッフの作品ということで期待しましたが、傑作「コラライン」には遠く及ばない作品でした。 3Dがまだ珍しかった「コラライン」公開当時と違ってシネコンでは3D作品を何か必ず上映しているという昨今、 3Dに慣れてしまったせいなのか「コラライン」の時のような感動がなく、 画面が明るく広く感じる2Dで観た方がよかったかなと思えるほど3D効果が感じられない映像。 となると、魔女伝説プラス死者が見える少年という設定の面白さを生かした ストーリィ展開の妙や感性といったところに興味は移るのですが、こちらも特段抜きん出た点はありません。 全体的な本作品の印象は悪くはないのですが、キラリと光る何かがありません。 期待が大きかっただけに劇場で観た時にはガッカリしました。 観終わって感じたのは、アニメーション映画の制作におけるティム・バートンの凄さ。 「ナイトメア〜」「コープスブライド」「フランケンウィニー」で描き出されたバートン監督の持つダークな世界の色彩感覚、 キャラクターの造形などから感じる繊細で大胆な感性。比較してしまうと物凄く大きな差があります。 一人の天才には束になってもかなわないのでしょう。 そして、もう一つの本作の欠点は、ファンタジー系の洋画に多いパターンなのですが、終盤のバトル。 戦いが始まると、繊細さや情感が吹き飛び、騒がしいだけのつまらない世界になってしまうというパターンに陥っています。 ヒーローものではないので、バトル・シーンは不要でしょう。バトルが延々と続くと、うんざり。 と、期待が大きかったために辛口なことを書きましたが、それなりに楽しめる映画です。

カプチーノマックス さん | 静岡県 | 不明

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