“文学少女”メモワールII -ソラ舞う天使の鎮魂曲(レクイエム)-【スタンダード版】

「心葉にはきっとわからないだろうね」彼女はそうつぶやいて青い空に舞っていった。
原作では点描でしか描かれないが、“文学少女”というストーリーの根幹になる、主人公心葉の胸に深く刻まれたトラウマとなるエピソードを、アニメオリジナルストーリーで解き明かす問題作！なぜ美羽は飛び降りなければならなかったのか?　心葉と彼女の間に、いったい何があったのか……。

原作ファンはもとより、劇場版に至るまでの想いの軌跡を描いたストーリーは、劇場本編の物語にもよりいっそうの深みを与え、映画を見た方々に感涙いただける至宝の一本です。
思春期を感じさせる少年少女達の心の葛藤や、暗い心の記憶など、作品の持つ透明度から、映像化困難と言わしめた超人気ライトノベルを今、Production I.Gが遂に映像化！！

朝倉美羽は家庭の不和ゆえ、大人達の醜い感情を目の当たりにし、それを吐き出される「ゴミ箱」となるつらい幼少時代を送っていた。そんな彼女の救いは「綺麗な物語」を空想すること。だが、それゆえに小学校では「嘘つき」呼ばわりされ、友達もできず、一人、自分の空想に思いをはせる日々を送っていた。そんなある日、ふとしたきっかけで同じクラスの井上心葉に夢物語を聞かせた美羽は、他の子供たちのように嘲笑せず、もっと聞かせて！と目を輝かせる彼に、戸惑いながらも特別な感情を抱く。そして、心葉にせがまれ物語を聞かせているうちに、いつしか美羽は作家になりたいと思うようになる。だが――。

本編24分＋映像特典約30分

【特典・仕様】
●映像特典：ビジュアル・コメンタリー
●音声特典：オーディオ・コメンタリー


【スタッフ】
原作:『“文学少女”シリーズ』野村美月（エンターブレイン　ファミ通文庫刊）
キャラクター原案:竹岡美穂
監督:多田俊介
シリーズ構成:山田由香
脚本:山田由香
キャラクターデザイン:松本圭太
音楽:伊藤真澄
アニメーション制作:プロダクションI.G
製作:“文学少女”製作委員会
【キャスト】
井上心葉:入野自由
朝倉美羽:平野綾


野村美月による青春ミステリー・シリーズをアニメ化。劇場版『文学少女』に至るまでのヒロインたちの心の軌跡を描いたオリジナル・エピソード第2弾。薄幸の日々のなか、空想家となった少女・美羽の切ない思いを綴る。(CDジャーナル　データベースより)