アダム・ファーガソン

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ハイパーインフレの悪夢 ドイツ「国家破綻の歴史」は警告する

アダム・ファーガソン

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784105062712
ISBN 10 : 4105062719
フォーマット
出版社
発行年月
2011年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
320

内容詳細

東日本大震災を受け、今後つぎ込まれる多額の復興資金。国債の莫大な発行残高など、この国の財政秩序は限界に近い。天文学的なインフレに見舞われ破綻したドイツの過去から、日本、世界の今後を暗示する警告の書。

【著者紹介】
アダム・ファーガソン : 1932年スコットランド生まれ。イートン校からケンブリッジ大学に進み歴史学を修めたのち、ジャーナリストに。ザ・タイムズ紙などで健筆をふるった。また、欧州統合に深くかかわり、英外務省の特別顧問、欧州議会の議員を務めた

黒輪篤嗣 : 茨城県出身。上智大学文学部哲学科卒業。翻訳家

桐谷知未 : 東京都出身。南イリノイ大学ジャーナリズム学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • ちゃま坊 さん

    庶民はコメ高騰でインフレ痛感。そして金利のある世界がやってきた。この半年で変わってきた日本。続く円安。喜ぶ外国人旅行者。人手不足。参政等の台頭。「歴史は繰り返さないが韻を踏む」のであるなら、100年前のドイツのハイパーインフレと似たことが起こるかも。現金が紙くずになった歴史を読む。

  • ざっく さん

    緩やかにインフレしていくのが理想的なのだろうか。物価が年単位で異なるだけでも多少の混乱があるが、朝と夜で値段が違うという世界を想像するとカオスすぎる。色々な形で資産を持つことの重要性が理解できた。土地という資産はやはり強いな。過去の失敗を経て、マネーを安定させるノウハウが蓄積されているのだろうが、人類史上初の少子高齢化が進んでいく中で、少子高齢化によるマネーの混乱がどこかであるかもしれないと感じた。

  • maimai さん

    第一次世界大戦後のドイツを襲ったハイパーインフレは国家を破綻させてナチスの台頭を導いた。 貨幣はあくまで交換手段であり貨幣自体に価値があるわけではないという原則を見誤ると、貨幣が有ればいいという考えが広まりインフレーションが発生する。 ハイパーインフレの怖さは大量の失業者の増加+貨幣に対する信頼の喪失というように国家を破綻させてナチスのような独裁構造を生んでしまう恐れがある。いま日本はドイツと同じ状況に瀕していると考える。ハイパーインフレ、ナチズムとあらゆる社会事象に面しているのが日本であるのだろうか、

  • 1.3manen さん

    1975年初出。経済苦が英雄出現の待望(池上彰氏8頁)。独裁者も人を平気で洗脳できるようになってしまう恐ろしさを感じる。まるで今の安倍首相のように・・・。経済病理の恐ろしさは、じわじわと影響が及んでいく。ドイツ人がEU経済を牽引しているのは史的教訓が骨の髄にまで達しているから短時間でも高生産性を上げる仕事をしてこれたのではないかと思った。「国じゅうの農家の納屋に売られていない食糧があふれていたにもかかわらず、ドイツには飢餓が蔓延」(246頁)。これは将来のTPPで円安、増税による物価↑で在庫過剰の消費像?

  • あんさん さん

    ドイツ、オーストリア、ハンガリーのハイパーインフレの状況がわかる。この経験は人類が共有すべきものだ。1913年には独マルクは、英シリング、仏フラン、伊リラとほぼ等価だった。10年後マルクは1兆分の1に下落した。最初はゆるやかに、やがて転げ落ちるように・・・。インフレが始まった日本だが、将来の万が一のため、現物資産も多少持っておいたほうが良いのかも、と思わされた。

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1932年スコットランド生まれ。イートン校からケンブリッジ大学に進み歴史学を修めたのち、ジャーナリストに。ザ・タイムズ紙などで健筆をふるった。また、欧州統合に深くかかわり、英外務省の特別顧問、欧州議会の議員を務めた

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