アガサ・ファセット Review List

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  • 正直に言うと読むのが辛い本。元々、活字も結構小さい...

    Posted Date:2021/04/16

    正直に言うと読むのが辛い本。元々、活字も結構小さいし、とか、そう言う意味でも読みづらいといえば読みづらいのだが、内容的にも中々に厳しい本である。バルトークはアメリカに亡命して、決して楽とはいえない、恵まれたともいえない暮らしの末に1945年に祖国に戻ることなく亡くなっている。その亡命の時期の記録なのだけれども、それが身近に居て見聞することのできた人の手によるものなので、そのリアルな状況が、結末を知っているだけに読むのが時々辛くなる。それだけに読む意味もある本ではある。

    Verdi .

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  • アメリカ亡命時代のバルトークをとらえた神筆。著者ア...

    Posted Date:2010/10/04

    アメリカ亡命時代のバルトークをとらえた神筆。著者アガサ・ファセットはバルトーク夫妻の友人で、バルトークのみならず妻ディッタの精神的な支えとなって行く。吉田秀和さんの「私の好きな曲」他、亡命時代のバルトークを語る上で最も重要な参考文献となっているのは良く知られている。この本を読めば、天才バルトークのいわゆる「夜の音楽」の濃密な調べが、その秘密が明らかになって行くのだし、バルトークがなぜあれほどサディスティックなまでに金銭を含めた倫理に潔癖なのか分かってくる。ああ天才バルトーク。彼はストラヴィンスキーやシェーンベルクとは全く違って、畑を耕す農夫のように音楽的表現、音楽でしか表すことのできない芸術に忠実だったし、新古典主義やいわゆる前衛とも全く違った道を行った。私はこの本と、ひのまどか氏の「バルトーク」(リブリオ出版)の2著をバルトークの伝記として人に薦めている。他にも良書はあるが、バルトークのピアノ協奏曲第3番のように感動的なのは他にない。最後に「無伴奏ヴァイオリンソナタ」の委嘱者であるユーディ・メニューインの言葉を引用してペンを置こう。「この本の発見は私にとって何という感動的な、心に触れて消え去らない経験であったことか!」

    版画利案 .

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