アイラ・M・ラピダス

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イスラームの都市社会 中世の社会ネットワーク

アイラ・M・ラピダス

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784000614689
ISBN 10 : 4000614681
フォーマット
出版社
発行年月
2021年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
350p;19

内容詳細

一三‐一六世紀、マムルーク朝下のカイロやダマスクスでは、支配層から一般民衆に至る人々が結びあうさまざまな関係性のなかで、社会が営まれた。ヨーロッパ/アジアという二分法を超えてイスラームの都市社会を描いた社会史・都市史の名著。中国社会とイスラーム社会を比較した補論「ヒエラルヒーとネットワーク」を併載。

目次 : 第1章 マムルーク朝における都市の変遷/ 第2章 都市の生活におけるマムルーク体制/ 第3章 都市社会/ 第4章 政治システム―マムルーク朝国家と都市の名士層/ 第5章 政治システム―暴力と無力のはざまの一般民衆/ 第6章 結論―中世ムスリム都市における社会と政治体制/ 補論 ヒエラルヒーとネットワーク―中国社会とイスラーム社会の比較

【著者紹介】
三浦徹 : 1953年生。東京大学大学院人文科学研究科修了、お茶の水女子大学名誉教授、(公財)東洋文庫研究員。アラブ・イスラーム史

太田啓子 : 1972年生。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科修了(博士、人文科学)。(公財)東洋文庫研究員。メッカ史・国際商業史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • MUNEKAZ さん

    マムルーク朝下のシリアを例に、中世後期のイスラーム都市社会を描く。独立心の強い街区(都市の中に村があるとは言い得て妙)、暴力的な下層民、ギルドのような職能団体を持たない商工業者というバラバラな状況を、ウラマーたちが緩やかに結びつけるというイスラーム都市像がまず強烈。そしてこの都市にマムルークという外来の奴隷軍人が君臨する。そこに官僚機構は存在せず、人々のネットワークを暴力とパトロネージで支配するインフォーマルな関係があるのみ。中間層や利益集団がなく、しかも行政の役割を過度に民営化した姿がここにある。圧巻。

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