世の人 暮らし

まりを

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784910053363
ISBN 10 : 4910053360
フォーマット
出版社
発行年月
2023年03月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
マリヲ ,  
追加情報
:
192p;19

内容詳細

三回目の逮捕の後、もう本当にダメかも知れない、という気持ちと、確実になった刑務所生活を一秒でも短くしたいという気持ちから、ダルクに通所することにした。アルバイトとダルクを両立させていること(社会生活に問題がなく薬物依存を認めその治療にあたっていること)、家族、友人との関係が良好であること(社会的な受け皿があること)が、裁判において有利に働くらしいということをプッシャーの友人に教えてもらったからだった。

目次 : ダルク体験記/ 土井さん/ へらずぐち/ 世の人/ 中/ 糸糸糸/ 道の店/ 「ただいま」/ 肉食べる?/ マリヲくんまた/ 熱海/ 向こう岸

【著者紹介】
マリヲ : 1985年、大阪府生まれ。阪急淡路駅近くの自転車店・タラウマラを2022年いっぱいで退職。ラッパー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • @nk さん

    私は大阪市浪速区恵美須東(いわゆる新世界と呼ばれる地)で一人暮らしを始め、数年後には同市西成区の某所へ移り住んだ。音楽活動のために、である。アルバイトは飲食チェーン店から登録派遣、引越屋から建築現場にまで至った。勿論、私はドラッグを知らないけれど、音楽仲間周辺であったり住む場所や働く先では、多彩な人たちの多様な存在を知った。本書を読みながら、そんな20代の頃に見た数多な光景を思い出さずにはいられなかった。読了した今、何かしら感想等を記すには到底、及ばないでいる。

  • マキロン さん

    積読本だったけど、読む番が来たらあっという間に読んだ。なんか、読んでる間ずっと汗と脂と尿と‥‥生きている人の、洗い流したりしてない、そのまんまの「におい」(漢字だと限定されてしまうので)を感じていた。ア○ックとかレ○アとかビ○レとかで消したりしない、人間本来のにおい。マリヲさんの書く字をSNSで見たけど、すごく綺麗な字だった。あの字でこの文章を書いたのかと想像しながら読んだ。

  • spokan さん

    図書館本。文の中にも出てくる町田康の小説の登場人物の様な、ちょっと想像のつかない荒廃生活。一瞬の青春を感じて、寂しい。ステージですべった後の独白に共感してしまって苦しかった。全く肯定しないけど、面白かった。

  • CEJZ_ さん

    1P14行。2023年刊。百万年書房?印象的な名前の出版社だ。たしか星野文月の『私の証明』を読んだよ、あれは良かったよ。百万年くらい読みつがれるすばらしい書籍かもしれないよ。それを確認するには百万年くらい生きる必要があるかもしれないよ。これは「暮らし」というレーベルからの02巻。これは何?エッセイ?、ルポ?、ドキュメント?大阪、ドラッグ、収監、習慣?知らない世界だよ。あれも暮らし、これも暮らし。よくわからない世界だよ。暮らし01巻の本も読んでみたくなったよ。本屋で見たけど。

  • k_mitamura さん

    時制を超えた主観の意識の流れがそのまま文章になっているというような、天満橋、淡路、九条、岸里、難波駅前、西成など、見慣れ聞き慣れた大阪の地名が出て来るのに自分が住んでいる大阪とはまるで別の国のよう。同じ街で暮らしていても見ているレイヤーがここまで違うと街の見えかたもここまで違うということ、その至極当たり前のことに眩暈すらしてくる。『世の人』『肉食べる?』『マリヲくんまた』が特に好き。「人は死ぬ気になったらなんでもできるとよく言うけど、それはもう死んでもええわとは種類の違うことでしょう」

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