疾風の女子マネ!

まはら三桃

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784092897625
ISBN 10 : 4092897626
フォーマット
出版社
発行年月
2018年05月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
266p;19

内容詳細

“いい男狙い”で運動部マネージャーを志望した女子高生、咲良。そんな彼女が、ある男子の走る姿に思わず目を奪われ入部した陸上部。ひとめぼれした彼はリレー選手だった―。敏腕で厳しい先輩マネージャーと行動を共にするにつれ、描いていたマネージャー像を覆され、その存在意義に目覚める。咲良自身のおごった感情との葛藤、部員たちとの衝突などを通し、大きく成長していく姿を、痛快かつ颯爽と描いた青春物語。

【著者紹介】
まはら三桃 : 1966年、福岡県北九州市生まれ。2005年、講談社児童文学新人賞佳作を受賞。『鉄のしぶきがはねる』(講談社)で2011年度坪田譲治文学賞、第四回JBBY賞を受賞。『白をつなぐ』(小学館)は、第28回読書感想画中央コンクールの指定図書に。鹿児島児童文学者の会「あしべ」同人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • mocha さん

    不純な動機で男子陸上部のマネージャーになった咲良。チャラいJKだけど、苦い経験を乗り越えながらチームの一員として成長していく。初めてリレーを間近で見る衝撃に、読んでいるこちらもズキュンとした。まはらさんらしく、ストレスなく読める清々しい青春小説だった。

  • chimako さん

    こういう青春部活物語は気持ちよく終わるのが良い。順風満帆とは行かないけれどラストはグッとくる。咲良は中学時代そこそこ知られたバーレーボーラー。ある出来事をきっかけにバーレーボールをやめ、男子目当ての女王様希望……不純極まりない動機でマネージャーに。その主人公咲良がマネージャーの仕事に目覚めていく。失敗しながら、叱られながら成長する。まさにYAの王道。100×4のリレーを種目にするチームメイトとも気持を通わせていく。クールな直、脳腫瘍を患った由真に渡されたバトンを咲良はしっかり受けとるだろう。

  • ゆみねこ さん

    大昔、高校陸上部の女子マネをしていた私。とても懐かしく、青春時代を思い出しました。不純な動機で陸上部のマネージャーになった咲良の成長譚。

  • ぶんこ さん

    部活小説は大好物。今回は陸上部の4X100メートルリレー選手たちに特化されたものでした。目の前を疾走する選手たちの風を感じ、心を持っていかれた咲良。元々はステキな男子選手たちのお姫様になるためのマネージャー志望。それが選手に寄り添い、一生懸命になる姿にウルウルしました。自身が、中学時代にバレーボールの選手としての活躍と挫折を経験しているからこその選手への気付き、心配りが活きていました。

  • キラ@道北民 さん

    男子だらけの部活で女王様になるべくマネージャーを志望した女子高生の成長譚。今回は陸上部リレー選手たちとの青春ストーリー。熱意ある選手や力のある先輩マネージャーに引き寄せられ、本気になっていく様子が清々しい。仲間との一体感も羨ましい。最後に涙した。

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人物・団体紹介

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まはら三桃

福岡県生まれ。講談社児童文学新人賞佳作『カラフルな闇』でデビュー。作品に『鉄のしぶきがはねる』(坪田譲治文学賞、JBBY賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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