無限の中心で

まはら三桃

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784065197059
ISBN 10 : 4065197058
フォーマット
出版社
発行年月
2020年06月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
258p;20

内容詳細

インフィニティ総合学園高等部普通科文系のとわは、新聞部の美織に頼まれて、数学オリンピックに挑戦する数学研究部の取り組みを取材することに。部室にはイケメンだけど制服の着方と粘着質な性格が残念すぎる在、美を追求するロン毛の音楽男子・響、とにかくなんでもがぶり寄る相撲部かけもちの巨漢・章が、1枚のプリントを前にして妙に興奮していた。なんでも数学の難問が出題されたプリントを月曜日に置いておくと、木曜日には、何者かが解答した状態になっているというのだ。ホントは物語の世界に浸りたい文系少女が、変人ぞろいの数学男子とともに、まるで関心のない「木曜日のミステリー」に迫る…!?マスマティックな青春ストーリー。

【著者紹介】
まはら三桃 : 1966年、福岡県北九州市生まれ。2005年、「オールドモーブな夜だから」で第46回講談社児童文学新人賞佳作に入選し、翌年、『カラフルな闇』と改題して刊行。2011年に『おとうさんの手』(講談社)が、2016年に『白をつなぐ』(小学館)が読書感想画中央コンクール指定図書に選定される。『鉄のしぶきがはねる』(講談社)で2012年に第27回坪田譲治文学賞、2013年にJBBY賞を受賞した。2018年、『奮闘するたすく』(講談社)が青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選定される(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

ユーザーレビュー

総合評価

☆
☆
☆
☆
☆

0.0

★
★
★
★
★
 
0
★
★
★
★
☆
 
0
★
★
★
☆
☆
 
0
★
★
☆
☆
☆
 
0
★
☆
☆
☆
☆
 
0

読書メーターレビュー

こちらは読書メーターで書かれたレビューとなります。

powered by

  • ☆よいこ さん

    YA。インフィニティ高校は通称「ゴン校」普通科文系、普通科理系、工業科、商業科、芸術科、スポーツ科の6つの科があり、それぞれの校舎が辺になり六角形(ヘキサゴン)の形に見えるから。とわは数学が苦手な文系女子。とわは、新聞部の助っ人で数学部の数学オリンピック参加について取材に行く。数学部では、部室に残された問題を謎の人物が回答を残していくというミステリーが起きていた。特徴的な文字を見たとわは、犯人に心当たりがあり、数学部に関わるようになる。▽「数学は自由な学問」「絶対的に正しいものの前では、自由でいられる」

  • kei302 さん

    ときおり挿入される、とわ作の童話がよかった。かん←変換されない・・を気にかける優しい気持ちが伝わってくる。ところで、私は、素数と図形の補助線に美を感じる音楽系の高校生でしたが、無限音階は知りません。

  • 信兵衛 さん

    面白いのは、とわが随時、仲間たちのことを物語にして書き綴っていくところ。この物語がとても楽しい。

  • anne@灯れ松明の火 さん

    遠い方の新着棚で。大好きなまはらさんの新作テーマは数学! 主人公「とわ」は数学が苦手な文系女子。ひょんなことから、数学研究部と関わることになった。数研では、何者かが難問を独特な方法で解いて、木曜に置いていくという「木曜日のミステリー」が起きていた……。3人の部員と顧問が超個性的。そして、ミステリーの中心人物ととわの意外な関係にも驚かされる。数学が苦手な私にも、「数学って美しいのかも……?」と思わせ、楽しく読ませてしまうとは、まはらさんはやっぱりスゴい。

  • スノーマン さん

    私も数学に対する心の距離が主人公のような感じなので、共に歩むヨチヨチ歩きの友達のように読み進めた。数学研究部の面々が個性的で面白かった。福井にも理数グランプリで毎年グランプリの子たちの写真が新聞に出るんだけど、眼鏡のいかにも賢そうな、ていう風でもなく、ちょっと髪の毛寝癖ついてるみたいな、とぼけた感じの男子とかで、見るたびにほのぼのする笑笑 物語は続きを感じさせる終わり方で、これが無限の先にある未来なのかな。

レビューをもっと見る

(外部サイト)に移動します

人物・団体紹介

人物・団体ページへ

まはら三桃

福岡県生まれ。講談社児童文学新人賞佳作『カラフルな闇』でデビュー。作品に『鉄のしぶきがはねる』(坪田譲治文学賞、JBBY賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

プロフィール詳細へ

文芸 に関連する商品情報

おすすめの商品