おっちょこちょ医 集英社文庫

なだいなだ

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784087502725
ISBN 10 : 4087502724
フォーマット
発行年月
1979年10月
日本
追加情報
:
217p;16

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読書メーターレビュー

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  • gushwell さん

    なだいなだ氏の訃報に接し、昔読んだ本を自炊してiPhoneで再読。 医者のいない小さな街に、おっちょこちょいの若い医者・ディストレ先生がやってきて、いろいろな騒動を巻き起こす児童文学。 前半はとても微笑ましいエピソードが続きます。ディストレ先生のおっちょこちょいが幸いして健康診断や健康保険が自然発生的に確立してゆくエピソードは、押し付けがましい所がなく楽しめました。後半は、一転して緊迫した雰囲気になりますが、戦争体験したが故にどうしても子供たちに伝えたかったことなのだろうと思います。

  • pinehill@penginpapa さん

    これ、子供のための本?・・・かといえば、さに非ず。否、それだけの本じゃあない。私の所有するこの本の奥付けには「1974年発行」とあります。即ち40年前に買ったモノ。あとがきに「大人に分からない真実を書こうと思った」とあって当時二十歳になったばかりの私は、子供と大人の調度境目(?)にあたっていて、故なださんがこの本に書こうとした「真実」がギリギリ解る年齢でした。そして、その後この「真実」は、折に触れ自分の人生の岐路に於いて正しく羅針盤の役割を果たしてくれました。そして今も・・・。捕らえられて連行された「

  • oyasumi さん

    世の中の真実をオブラートにくるみ、たっぷりのユーモアとちょっぴりの皮肉で味付けした物語。 『にせ医者でいいじゃないか。どうしていけないんだ。きみは目の前の病人をすくうだけの知識と技術をもった、この町のただひとりの人間だとする。どうして、そのきみが病人をすくってはならないんだ。たとえ、きみが医者の資格をもっていなくとも、彼をすくうだけの力をもっているとしたら、にせ医者と呼ばれることをおそれて、その人間をほうりだすことのほうが、正しいことだとでもいうのかね』

  • piyo さん

    とても小気味良かった。ディストレ先生のおっちょこちょいが、人々に「自分で考え行動する」力を目覚めさせる。町の人々は自然と自分の健康に気をつけるようになり、医学にくわしくなったし(先生が間違えるから)、必要に迫られてこれまでどこにもなかった“健康保険”のしくみを作りだしてしまったりする。自分で考えて行動することなくして、良い人生は得られない。この事実をストンと納得させてくれる作品です。私は、「ためらうなよ。人をすくって罪になるなら、罪をおかしなさい」というディストレ先生の言葉に目頭が熱くなりました。

  • 氷魚 さん

    おもしろかったんです。でも、ラストがちょっと悲しかった。

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人物・団体紹介

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なだいなだ

1929‐2013。精神科医、作家。本名、堀内秀。1942年旧制の私立麻布中学校へ入学(一時、陸軍幼年学校に在学)。慶応義塾大学医学部予科に入学、その間フランス留学を経験。卒業後は、東京武蔵野病院などを経て、国立療養所久里浜病院のアルコール依存治療専門病棟に勤務。1959年から「海」「れとると」など

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