レコード越しの戦後史 歌謡曲でたどる戦後日本の精神史

とみさわ昭仁

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784909483201
ISBN 10 : 4909483209
フォーマット
出版社
発行年月
2019年02月
日本
追加情報
:
220p;19

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読書メーターレビュー

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  • の さん

    戦後から平成元年までに起きた事件や事故、流行などを振り返り、それらを受けて発売されたレコードを紹介する本。一度は耳にしたことのある懐メロもあれば、製作者すら不明の自主製作盤まで幅広く取り扱い、珍レコードコレクターである著者の熱情に圧倒される。社会現象と共に膨大なレコードが作られてきたことに驚くが、凶悪犯罪事件をモチーフにした楽曲は現在の感覚だと発売できたこと自体が不思議で、昭和が混沌とした規制のゆるい時代であったのを再確認。売り切れと同時に廃盤になる現物消費のアナログレコードは、残る音源とは違う趣がある。

  • いたち野郎 さん

    昭和史の足跡とともに珍品レコードを扱った「王様のレコード」とはやや趣きが異なる。レコードの紹介ではあるが、あくまで戦後史の出来事がテーマ。レコードはそこにしっかり引っかかるフックだから、珍品もあればどこにでもあるエサ箱レコもある。その証左として、巻末を見ると膨大に掲載された参考文献。戦後史ものとして読むのにも十分面白いテキストだ。「ターンテーブルの上では、レコードはすべて平等」というのはどこの文句だったかしら。ともかくそんな言葉を思い出すほど清々しく、レア度無視でレコードが並ぶのも面白い。

  • 古本虫がさまよう さん

    カバーの帯相当部分に「歌謡曲でたどる戦後日本の精神史」とある。 並木路子の「リンゴの唄」から始まって遠藤実の「さらば昭和よ」まで、その時々の社会情勢などを紹介しつつ、それと関連する歌謡曲を取り上げて論じたエッセイ本だ。 反戦的感傷というか、保守的な社会認識などに異論を唱えているのは個々人の見解感想だから別にいいのだが、朝鮮戦争に関して、北朝鮮が南侵したという主語述語を明記しないあたりには、ちょっと著者の「信念」とやらがうかがえるような気がしないでもない。

  • 鈴木ヨシ さん

    思っていた以上にしっかりと歴史や文化に触れられる内容。とはいえ、けして硬くなく、むしろ紹介されてるレコードに添えられたコメントは笑ってしまうものが多く、最後まで肩の力を抜いて読むことができてとても面白かった。

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とみさわ昭仁

ライター/ゲームシナリオライター/プロコレクター。1961年生まれ。ミニコミ誌「よい子の歌謡曲」にライターとしてデビュー、「スコラ」などでゲーム関連の記事を担当し、創刊間もない「ファミコン通信」の「ファミコン出前一丁」、「週刊少年ジャンプ」の「ファミコン神拳」などで執筆を続ける。その過程で面識を得た

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