償い さだまさし絵本シリーズ

さだまさし

基本情報

ジャンル
ISBN/カタログNo
ISBN 13 : 9784763194862
ISBN 10 : 4763194860
フォーマット
出版社
発行年月
2003年01月
日本
共著・訳者・掲載人物など
:
追加情報
:
22cm,1冊

内容詳細

2002年春、ある裁判の説諭で引用されて反響を呼んだあの話題曲が絵本になった。「過ち」と「許し」について深く心に問いかける感動作。さだまさし絵本シリーズ、待望の第3弾。

【著者紹介】
さだまさし : 1952年、長崎市生まれ。バイオリン修行のため中学1年で上京。しかし、高校受験失敗を機にバイオリンの道をあきらめる。その後、国学院大学に進むが、72年に中退し、吉田政美とグレープを結成。2枚目のシングル『精霊流し』が大ヒット、同曲で第16回日本レコード大賞作詞賞を受賞。ソロデビュー後も『雨やどり』『関白宣言』『親父の一蛮長い日』『防人の詩』など、情緒あふれる詞曲が幅広い層に支持される。活動の中心は年間100回を超えるコンサートと、80タイトルを数えるアルバムリリース。主な著書に『おばあちゃんのおにぎり』第13回ひろすけ童話賞受賞などがある

おぐらひろかず : 1952年、東京都生まれ。1992年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展にて最優秀イラストレーター賞受賞。絵本制作を中心に、幼児教育誌、教科書、副教材などの挿絵、表紙絵、CDジャケット、カレンダー、タオル、ジグソーパズルなどのイラストを手掛けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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読書メーターレビュー

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  • とよぽん さん

    罪の償い、罪を許す、過失と故意、賠償金、人間の哀しさ優しさ・・・取り返しの付かない失敗、ああ、まとまらない。さださん、重くて苦しいテーマを歌ったものだ。絵から音楽が聞こえてくるような感じ。

  • 瑪瑙(サードニックス) さん

    本当の償いとは何かという事を、ある裁判官が全然反省していない様子の被告の少年達にこの話をした事はあまりにも有名な話。はたして少年達の心に響いたのか?疑問が残ります。でも多くの人はきっとこのお話を読むと心が痛むと思います。加害者となってしまった男性。そして被害者の遺族となってしまった女性。どちらの気持ちも痛いほど分かります。私もまた被害者の遺族だから。

  • 糸車 さん

    グレープ時代からのさださんファン。この本が出版されると聞いて本屋へ直行。「償い」を初めて聴いたとき、涙がこぼれた。でも絵本?大丈夫なのか?暗すぎない?といろいろ不安だったのだけれど、ページをめくって衝撃を受けた。淡く優しい色合いのイラストに淡々とした言葉が綴られていて・・・あっという間に涙でページが見えなくなった。本屋の片隅で、他のお客さんに背を向けハンカチを探した。歌とはまた違う視覚というもので捉えてもやはりこの作品はずっしり重く悲しい。わたしはこの人たちのように真摯に人と向き合うことが出来るだろうか。

  • まさまま さん

    さだまさしさん2作目。実話が元になっている作品。歌をご存知の方もいらっしゃるのでは…人は過ちを犯す生き物ですね。「謝罪」「誠意」「許し」様々なことを問われます。自分は「間違った」と認識した時に誤魔化し逃げる人間なのか、きちんと自分の責任と立ち向かえるのか…ある裁判長の説諭にも用いられ、多くの人々の心に届いたことに救いを感じました。おぐらひろかずさんの絵がとてもとても優しいです。

  • あいあい さん

    再読。Facebookを眺めていて、あるコミュニテイに貼られているリンクを見つけた。実話に基づいた話。さだまさしのアルバム「夢の轍」(1982年)の中の名曲。ある裁判で裁判長が被告人に語った説諭で話題になり、製作された模様。非常に重いテーマだが、「ゆうちゃん」の誠実さ、被害者の奥さんの寛容な心が「歌詞」の中に十分表れており、文章を読むと間違いなく涙してしまう。勿論、曲も、聴く度に泣いてしまう。おぐらさんの絵がとても優しい。http://amijuku.com/index.php?masasi

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